テツモグラはいつももがいてます

はてなダイアリー「鉄道旅行とは巡ること」からの移行ブログです。鉄道を含む交通機関関連がメインだけれど実際には雑多ネタ。

JR飯田線中部天竜駅:11月1日は「混み過ぎ警報」が出そうなんで、10月31日に佐久間レールパークに行ってきた。


置き去りにしてきた「佐久間レールパークへの入場」を10月31日に実行してきた。名古屋発快速「佐久間レールパーク1号」は発車時間が早すぎる(7時20分)ので、その後に来る特急「ワイドビュー伊那路1号」を利用することにした。乗り継ぎは

で定刻通りだったと思ったけれど、1分くらい遅れてたかも知れん。まぁその辺はいいわ。とにかくすごかったんだよ。いや、車両展示というよりも人が。人が多くってゆっくり見てられなかった。でも10月31日であんな調子だと、11月1日の閉園当日は……車両公開なんか何時間待ちになることやら。大雨ならいいけどな。

ワイドビュー伊那路1号」の車内も、駅に着いても、佐久間レールパークの中も人だらけで……。

さて、豊橋駅に着いて連絡通路を通ると、特急「ワイドビュー伊那路1号」が入線しているとの案内放送があった。ホームへ降りると既に座席は満席、どころか通路にも人が立っていた。どうしようかと考えたが、既に自由席特急券を買ったのだから、もう乗るしかない。ホーム上で臨時快速「佐久間レールパーク91号」の運転があることを知ったが、もはや「後の祭り」。ていうかそのくらい事前に調べておけよな、俺。発車はたぶん定刻通りだと思う。
立ったまま特急で1時間以上、なんてのは何年ぶりだろうか。以前山形新幹線「つばさ」の自由席車がものすごい混み具合だったが、乗らないとホテルのチェックインが大幅に遅れそうだったんで、仕方なくそのまま乗っていったことがある。状況的にはその時よりもかなりマシだったが、景色なんか見ている余裕はないし、もちろん途中で座れそうな気配すら全くなかったのは同じだった。まぁそれでもあれこれ考えているうちに、列車は本長篠駅湯谷温泉駅も大幅な遅れなく出発して、ちゃんと中部天竜駅に到着してしまったんだが。1時間11分という所要時間なんて意外に早く過ぎ去ってしまうものなのさwww。
中部天竜駅に降り立つと、カメラを持った鉄道ファンがみんな揃って待避線の方へ動き出す。よく見ればそこには先行してこの飯田線を駆け抜けた快速「佐久間レールパーク号」がまだ停まっていた。そこへ駅の放送で「伊那路2号」の到着が知らされる。待ってやがったな。当然私もその「並び」は撮る! 撮ったらとりあえずこの臨時「佐久間レールパーク」編成には用はない。さっさと改札口を出た。それにしても、鉄道ファンだけでなく家族連れなど「非テツ」が多いような雰囲気。

佐久間レールパークの中に入ると、これまた客が多い。最低でも千人は、いや、それ以上にいそうだった。しかも鉄道ファンだけでなく家族連れなどの姿も多く目立った。「一度くらいは」と親が子供を引き連れてきたんだな……と勝手に自分で納得しておく。今回の話は「客がこんなに来た理由」を推測することじゃないんで、その辺の思考はもう遠くに投げやっておく。考えない、考えない! むしろ気にすべきは、あれだけの客が一度に飯田方面の列車と豊橋方面の列車に乗り込んだら、今度は間違いなく「すし詰め」だぞと……。いやぁ、考えるだけで恐ろしかとです、はい。

最後の最後で7両同時公開なんてやってくれるから、みんな来てしまうんだ。

佐久間レールパークにある展示車両のうち、モハ52、クハ111、ED11、オヤ31‐12、キハ181、オハ35、及びキハ48000の7両は今まで月替りに車両内部を公開していた。それが10月31日と11月1日の最終2日間は、この7両の車両内部を一斉に公開する。オヤ31−12とオハ35以外は運転台内部に入れたし、新幹線0系運転台部分のカットも中に入れるようになっていた。新幹線の運転台部分には入らなかったが、公開全7両の内部には入ってみた。展示エリア内を見て回ったけれど、案の定、人が並んでいたのそこだけな。以下のはそのうちの一部。上からモハ52、ED11 、キハ48000……の順だったよな。



ここに来た人の目的って特別公開車両の内部を撮影するのが一番だった、と思う。もう一度言うけれど、内部の公開をしていない車両では、撮影の順番を待つための行列なんて出来ていなかった。撮ったらその場から離れていくだけで、行列なんて出来る気配もなかったし。外のイベント会場でも何かやっていたみたいだけど、ステージイベント会場には人がいたのかな。見てないんで全く分からない。

正当な理由なしに難癖つけて一つでも「廃棄」したら、今度オープンするJR東海鉄道博物館の価値は半減。

総合的な鉄道博物館は名古屋にない。赤池のアレは地下鉄と市電メインだし……。JR東海には「私鉄も含めた総合的な鉄道博物館を造ってくれ」とお願いしたいけれど、名鉄に対して7000系や今度引退させるとしている7100系の買取を打診してないみたいなんで、そういうのは造る気ないのかも。でも私鉄の方はカバーしないとしても、最低このレールパークに保存されている車両の「単なる廃棄」だけはやめてくれ、とお願いしたい。いや、というのも確かにクレーン車とかの傷みは結構ど素人目にも来ているのが分かる。他の車両も塗装は上から塗りなおされてはいたけれど、錆の進行による車体本体の傷みは結構ありそうな感じだ。なんで、持っていかないなら持っていかないで、その理由をきちんと説明して欲しいんだよな。まぁ、新幹線やリニア絡みの展示ばっか集めても殺風景になるだけなのはJR東海も分かっているだろうから、ここから「一部」持っていくと公式に説明したんだと思う。だから余計に「一部しか持っていかない」理由が知りたい……と思っているのは私だけか?

最後に、追記を兼ねてorz

まぁ、そんなわけで翌日に書き直しをせざるを得ないほど疲れて戻ってきたんだが、結果的に行ってよかったと思う。やっぱり純粋に「古い車両」はいい! たまんない! 大宮の鉄道博物館があれだけの入場者数を誇るのは、やっぱり古い車両の展示も多数あるからなんだ、と改めて理解した。
でもよ、帰りの快速「佐久間レールパーク2号」車内でふと思ったんだ。佐久間レールパークがなくなった後の飯田線をどうするか、どうやって観光客誘致を進めるかってのがまた一つ今後の課題になってくるんじゃないか、と……。

行った方、今(11月1日)行っている方、まぁお互いに何が展示されていたかだけは記憶に残しておきましょう、ってことでこの話はファイナルアンサー。