「萌えキャラ×交通事業者」は廃線回避の……!?
10年以上前にこんなブログ記事を書きました。関係者各位に陳謝いたします。
何もわかってませんでした。
ごめんなさい！
「鉄道事業者がキャラクター利用？ 美少女・美女の二次元キャラ？ 萌えキャラ？ 一体何の目的で？」と、実は懐疑的に見ていました。その後ツイッターで鉄道事業者や関係者のアカウントが発信する情報を見て、それかと思ったのです。
誰も振り向いてくれなければ廃線だ。
住民はどんどん沿線からいなくなっていく。普通に宣伝しても誰も振り向かない。では一体どうすれば利用者は増えるのか？ その解答の一つが「萌えキャラの採用」ではなかったのかなと。
各交通事業者の担当者、あるいは役員がどのような経緯で採用を検討し決定したのか、その経緯は私にはわかりません。ただ、このまま利用者数が減って廃線になることだけは避けたい、そう思っているだろうことはいくら私がお馬鹿さんと言われようが予想はできます。そして、現時点で取れる乗客誘致策の中で、メリットとデメリットを比較して「これならいける」と判断したのだろうことも。
先例をいくつも（所詮ネット上でですが）見てきて、現時点ではこれが「廃線回避の切り札の一つ」になっているのかな、と思います。それならそれでいいじゃない。
上記ブログ記事を公開してから約十年。この間に「萌えキャラ」を採用する交通事業者は増えました。自社オリジナルキャラだったり、トミーテックが展開する「鉄道むすめ」であったり、あるいはアイテック阪急阪神がプロデュースする「路娘MOTION」であったり……（後者はもう少し頑張ってほしいもんだなぁ）。「鉄道むすめ」の方は大手私鉄から中小私鉄の方へと採用事例が広がりつつあります。2020年はこういう流れがさらに来るのかな？ 打席に立ったんだから、せめて「三振バッターアウト」だけは避けてほしいと願うばかりです。
え、何でお前が懐疑的な意見を翻したのかだって？ 三岐鉄道どころか紀州鉄道や松浦鉄道まで「鉄道むすめ」に参加したから？ いやいや、昔エロ同人誌にハマっていたのを思い出してしまったからさ……という意味不明な言葉を遺してこの記事はおしまいにします。ご清聴ありがとうございました。
