岐阜市内線廃線跡
id:tetsumogura:20050228でアップした、あの場所の5月28日現在の様子。
ほぼ同じ位置から撮影したつもりである。ただし、撮影した方向はちょっと違っている。
昨日の「名古屋まつり」を飾った「花バス」の写真もあるのだが、それよかこっちかな、と。
ナンバープレートを消すために小さく表示させたが、道路に細い線のようなものが見えると思う。
実際にこの場所に行くと分かる。レールが残っているのだ。
レールを掘り出すより、上から舗装して隠すほうが当然手っ取り早い(JR岐阜駅〜名鉄岐阜駅前において、そういう処理がされていた)が、あれだけの距離を一度に舗装することは費用面からも、また時間的にも無理だって事なのか? そこまで岐阜市は、岐阜県は財政難だったのかと、改めて問いたくなる。
路面電車再生への動きはまだ消滅したわけではない。
「路面電車再生トラストの会」 http://www.mirai.ne.jp/~design/trust/
車が過密状態にある都市部で、渋滞中の車を横目にレール上を悠々と走る路面電車。これを知っているなら、地下鉄建設より建設コストが安い(はずの)路面電車を残すはずである。
正月3ヶ日の大阪・住吉大社においては、同・大社前を通る道路の一部区間を「自動車及び2輪車通行禁止」とし、阪堺電車の路面電車だけが出入りできるようにしていた。
GWの長崎帰省時に乗った長崎電気軌道では、1系統と5系統電車の乗り換え指定駅、築町電停で職員を配置しているのを見た。乗客の誘導も手慣れたものだった。
赤字続きの路線を残すのは確かに難しい。しかしそれを敢えて残したらどうなるのか? そもそも路面電車は今、残されている各都市でどんな役割を担っているのか? 考えてゆけばまだ「廃線後」でもやれることはいくらでもあると思う。