テツモグラはいつももがいてます

はてなダイアリー「鉄道旅行とは巡ること」からの移行ブログです。鉄道を含む交通機関関連がメインだけれど実際には雑多ネタ。

「柴口このみ」神推しを極めた横浜シーサイドラインの新型券売機が、実はすごく便利な機能を導入してる

前回の更新が昨年9月の「大垣で『聲の形』関連イベントやってます」の記事で、あれからもう五ヶ月ですか、それとも四ヶ月ですか……。まぁずっとツイッターhttps://twitter.com/deadmogura)でしょうもないことばかりさえずっていたので、生きているといえば生きているんですが。
そんな作者近況はどうでもよろしい。

「自動券売機の更新のお知らせ」横浜シーサイドライン

ツイッター上で、横浜シーサイドラインの自動券売機が更新されたぞ、って報告が画像付きでツイートされてました。その添付された画像を見たら、何と「柴口このみ」が画面に登場するではないか。横浜シーサイドラインが「鉄道むすめ」に参加事業者として名を連ねて以降、同社が「柴口このみ」神推し的な展開をしていることは、ツイッターユーザーの報告を見て知ってました。駅構内ポスターに「柴口このみ」。沿線紹介パンフレットに「柴口このみ」。某格安理髪店チェーンの店舗店頭に「柴口このみ」の幟。そして今回の新型自動券売機への「柴口このみ」登場。昨年は『クリスマス列車2016 柴口このみ号』運行。あとはシーサイドライン自社車両にラッピングして常時運行してください。あ、「柴口このみ」については、以下の「鉄道むすめ」公式サイト内キャラクタープロフィールページに詳しいので敢えて語りません。
http://tetsudou-musume.net/contents/chara/chara.php?cid=PU12

んなこったぁどうでもいいのよ。実は上記「自動券売機の更新のお知らせ」ページ中に、JR東海名鉄の自動券売機では見ない機能が導入されると書いてあるんです。「3 主な変更点」のすぐ下に、「(1)4月1日(土)より10円単位チャージが可能に」って。駅の券売機でのICカード入金(チャージ)は普通、1000円単位です。ところが横浜シーサイドラインの自動券売機では、4月1日から10円単位でのチャージができるようになるそうです。この機能を持つ自動券売機の設置例は一部事業者に限られていて、東京メトロ小田急東急電鉄は自社公式サイト内で可能な旨宣伝しています。ちなみに首都圏のSuica自動券売機は500円単位。

東海三県からここ数年、外に出なかったんでこの情報、後から知ったんですがorz。

まぁ、自動券売機も利用者側が便利になるよう、進化するもんですね。小銭を回収する手間はかかるだろうけど。もっとも、このニュースも「柴口このみ、自動券売機の案内画面に登場」でかき消されてますがね。今解はこんなところでお開き。

ツイッターhttps://twitter.com/deadmogura で、けんさくけんさくぅ!!(笑)

「コミックタウンギャラリーおおがき」は定期開催すべき

9月中旬、映画『聲の形』が公開される。どのくらいの興行収入になるのか、私にはさっぱり見当がつかない。でもその作品の舞台となった大垣では、同作の公開を観光客呼び込みに使おうと、今市内中心部各所でちょっとしたことをやっている。久しぶりに土曜が休みとなったので、大垣まで足を向けてみることにした。

大垣駅到着は14時半近く。奥の細道むすびの地記念館で開催中の「芭蕉楽市」には間に合いそうもない。だが、駅前OKBストリート(郭町WEST)アーケードには、上記のように(2016年9月2日時点で)映画「聲の形」PR用タペストリーやフラグが吊り下げてあった。でも『聲の形』人気を当て込んでいるようには見えなかった。ならばもっと大々的にやるはずだ。

恐らく、これを機に、サブカル文化を観光の目玉の一つとして活用していくのだろう。
実は今(この記事を初めて公開した時点で)、大垣市中心部では「コミックタウンギャラリーおおがき2016」なるイベントが行われている。
http://www.city.ogaki.lg.jp/0000032571.html
市内商業・工業高校や近隣大学の活動発表と、サブカル文化をまとめて展示しますか。ほう。それならこのイベントは一回限りで終わらせたらダメだよなぁ。

大垣には既に「大垣きゅん物語(http://ogaki-kyun.com/)」というコンテンツがある。コスプレイベント開催の実績もある。「大垣むすびの神」なんつー存在もいる。それらをまとめあげて大垣観光の一つのコンテンツとして作ってしまえば、長期的には漫画・アニメ・コスプレファンが定期的に来ることになるんじゃないかと。この「コミックタウンギャラリーおおがき」を、そのコンテンツの一つにシてしまってもいいんじゃないかなと。
まぁ、実際このイベントを今後どうするのかは私にはわからない。だからこれ以上は言わない。

来たこの日は同イベントの初日。そしてこの時間帯は、大垣芭蕉むすびの地記念館で行われていた「芭蕉楽市」は終わってしまっている。人通りもそんなになく、立ち寄った和菓子屋の店頭で水まんじゅうを買う客がちょっとした列を作っていた程度だった。だがこのイベントは10月二日まで行われる。最終日を迎えた時、どんな感じになっているのか? 私はこの先土・日は休みになりそうにないからorz、大垣市民のみなさんはちゃんと見届けてください。
などと支離滅裂なことを書いたところで本日付記事はお開き。とにかく、大垣市は「サブカル文化の発信拠点」として化ける可能性大です。

最終段階へ動き出した「福井鉄道とえちぜん鉄道の相互乗り入れ」

 福井鉄道の村田治夫社長とえちぜん鉄道の豊北景一社長が21日、福井県庁を訪れ、西川一誠知事に両鉄道の相互乗り入れを3月27日に運行開始すると報告した。両社長は県の支援にお礼を述べた上で「生活圏の異なるお客さまが、電車1本でスムーズに行き来できる。使いやすいダイヤで乗客数を伸ばしていきたい」と決意を示した。
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/railway/87977.html

私のはてなブックマークb:id:tetsumogura)にもリンクしたのだが、いよいよ福井鉄道えちぜん鉄道の相互乗り入れが最終段階に入った。きちゃったんだねー。あの記事を書いてから7年? やっぱり「沿線住民の『乗って残せ』が全てだった」と。
当時何を書いてたかはまぁ[id:tetsumogura:20081230:1230656832]を見て頂いて、思いっきり「バカかお前は」と某巨大掲示板上でディスってもらうとして、だw。あの当時はそんな状況だったから、「『来年一杯で福武線廃止」だけはやめてくれよ」などと締めくくった。けれど実際には存続どころか田原町駅で一部区間が繋がる。やっぱり「沿線住民の『乗って残せ』が全てだった」と。
結局、必要なものは残る。岐阜から路面電車が消えたのも、実は市民の誰も必要としていなかったんじゃないか、と。樽見鉄道が何だかんだと言われても残ってる理由って、誰かが必要としてるからじゃないですか、と。コンビニもそうですよねー。結局さー、利用者が見込める幹線道路沿いや繁華街、住宅地内あたりは残るけど、競合する他社の店舗が近くにあるところとかは潰れるよねー、と。いやそれは関係ないか。
それはともかく、この先双方の路線で何が起こるのかは私には分からない。だって住民じゃないし「えせテツ」だもん。少なくとも、よほど沿線人口が減らない限り廃線はないと思う。雪の多い福井県内でバスの定時運行が望めないことは、旧京福線列車衝突事故の後に起こった一連の事態が新聞の記事にまでなったほどだし*1、流石に二度とやらんだろう。まぁ何だ、やっぱり「沿線住民の『乗って残せ』が全てだった」ですわ。などと球場の外からしつこく大声で繰り返したところで本日付記事はお開き。
ところで2月13日(予備日:2月20日)、manacaシステムの一部切り替えが行われるようです。詳細はhttp://www.manaca.jp/info/pdf/20160115.pdfを見ていただくとして、ついでにいい加減、カード発行会社の統合もしたらどうなのよ?

*1:国土交通省公式サイト内pdfファイルhttp://www.mlit.go.jp/common/000056278.pdfに記事画像あり

「京都発愛知県内行き修学旅行」の目的地に対する私論

注意:以下全文はあくまでも個人的な考えです。
http://d.hatena.ne.jp/tetsumogura/20160111にて、愛知県内の商業高校生が毎年修学旅行に訪れているとして、松山市から「瀬戸内・松山観光アンバサダー」に任命されたと書きました。松山かぁ……とうらやましく思った次の瞬間、「あれ、そういえば愛知県に『来る』修学旅行ってあったっけ?」と。データをネットで調べる中、見つかったのが京都市内にある一部の小学校の公式サイトでした。さらに調べていくと、どうやら小学校においては……。
長くなりますがお付き合いのほどお願いいたします。

旅費お一人様21190円、一泊二日以内……で京都から行けるところは限られている

京都市では全ての市立幼稚園・小学校・中学校・高等学校・総合支援学校が公式サイトを開設しています。そしてそのサイトでは、修学旅行の様子についても報告があります。ネット検索で引っかかったのもそのうちの一つでした。興味を抱いたので他の京都市立小学校についてもいくつか確認したところ、大阪・神戸・香川・岡山・倉敷・広島・岐阜……なんか近いところばかりだなぁ。中学校だと沖縄とか遠いところまでいく学校もあるみたいだけど。
実は京都市立小学校の修学旅行って、一人当たりの予算が限られてるんですね。
小中学校各都道府県及び政令指定都市における修学旅行の実施条件については、公益財団法人日本修学旅行協会(http://jstb.or.jp/)が「2015(平成27)年度修学旅行実施基準概要一覧」*1という形で概要をまとめ公開しています。それによると、京都市内の小学校における修学旅行の実施基準は、

日程 旅費 旅行方面
一泊二日 21190円 規定なし

だそうです。ああ、これは確かに選択肢が限られる。全国的に見ても、保護者に多大な負担がかからぬよう配慮しているようですし、京都市だからといって小学校でいきなり「修学旅行が沖縄」とかはさすがにないでしょう。
ならば一層、「訪問先はもう少し考えてくれ」と言いたい。だって一回きりの修学旅行だもの。

見て回るなら、「愛知(というか東海圏)独自の文化」を知ってください!

折角の修学旅行なんだから、もう少し「文化の違い」を知って欲しいです。例えば

はいずれも京都とは全く違う文化の象徴であり、小学生が「地域による文化の違い」を学ぶにはいい素材ではないかと思うのですが。
まぁ相手が子供なので、確かに訪問先は限られます。東山動植物園名古屋港水族館名古屋市科学館産業技術記念館は子供でも楽しめる展示が多いです。でもそれだけじゃないのよ愛知は。いや、そもそもですよ。
修学旅行の行き先が明治村とかリトルワールドとか南知多ビーチランドとか、お前ら愛知県を舐めとんのかぁー!

下見をされるなら、もう少し訪問先も考えてー!

それにしても、教員の方々はそういう情報をどうやって手に入れておられるのだろう? そう思ってもう少し各校の公式ページを確認したら、京都市立池田小学校公式サイトの以下のページで、「下見」を行っている様子が公開されていました。
http://cms.edu.city.kyoto.jp/weblog/index.php?id=115704&date=20130501
下見しているならもう少し訪問先も考えてぇー!
……などと心の中で絶叫したところで本日付記事はお開き。ご清聴ありがとうございました。

*1:URL:http://jstb.or.jp/files/lib/2/133/201505130947135354.pdf

松山市の「修学旅行生を観光大使に」作戦が「奇策」である理由

昨年11月、東海商業高校の生徒達が松山市から「観光大使」に任命された。松山市が同月12日にスタートさせた「瀬戸内・松山観光アンバサダー」制度の適用第一号だという。詳細については、以下にある「47News」へのブックマークリンクと、当の愛知県立東海商業高校公式サイト内「松山商業高校との交流」ページをご覧頂きたい。
b:id:tetsumogura:20160111
愛知県立東海商業高校:http://www.tokai-ch.aichi-c.ed.jp/index.html
「修学旅行生を観光大使」にするというのは、松山市側の言うとおり、恐らく全国でも初の試みだろう。そしてこれは意外な盲点だった。「○○観光大使」といったら、大抵は(芸能人を含む)有名人だ。しかし有名人、特に芸能人を起用すると、ポスター等で肖像写真を使用すれば「肖像権料」、呼べば「出演料」と、何かと金を取られる。だがもし松山市を訪れる修学旅行生に観光大使的な役割を担わせる事が出来れば……。記事を見て「大丈夫か松山市」と思ったのだが、よく考えてみれば「出演料無料」で「観光PR」してくれる宣伝マンは他にいない。そもそも今時の子達はツイッターフェイスブックなどのSNSを活用していることが多く、学校自体もホームページ等を設けている場合がある。ましてや商業高校、それも昭和46年当時は非常に珍しかった「情報処理科」を設けた学校ともなれば……。松山市はすごい奇策を使ったなぁ。
(追記:言っておきますが、いい意味で、ですよ?
まぁ、彼ら生徒達がどのくらい松山を宣伝してくれるかは未知数だ。だが、彼らに手渡した「二十年間市有観光施設無料入場券」が卒業後使われることになれば、今度は「無料入場券手渡した生徒、松山市へ」と大きく報道されるに違いない。それはそれでまた松山市の観光都市としての側面がまた大きくPRされることになる。ああ、やはり考えているところは考えているなぁ……などと書いたところで本日付記事はお開き。また来月お会いしましょう。
……この翌日付記事(http://d.hatena.ne.jp/tetsumogura/20160112/)で、今度は「京都市内にある一部の小学校で行われる修学旅行が、愛知県内行き」という件について……。
全然知りませんでした。

同じファンタジー系でも全く違う視点で描けば:九井諒子『ダンジョン飯』


以前買って読んで、「これは次巻も買わなきゃ」と思っていたのが買わずじまいで、その間に宝島社『このマンガがすごい!2016』オトコ編第一位に選ばれていた。
ツイッター予想キャンペーンでも『ダンジョン飯』がオトコ編第一位だと推測する人が多く、読んでる人が結構いるようだ。累計100万部とか200万部の長編作品がまだまだ多い中、『このマンガがすごい!』に評価されたことで果たしてこれからどのくらい部数が伸びるのか?

……最近鉄道趣味どころじゃなくなって、書くネタないんでまぁこの辺りから。

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