伊達武将隊がこの時期に来る?
id:tetsumogura:20100802辺りで、南東北旅行をする理由が「伊達武将隊」に会いに行くため、と書いた。ところが先週の土曜、その伊達武将隊が名古屋城に現れた。
単なる「一部の人間だけが騒いでいる」状態ではないから面白い。
日本各地においては「名古屋おもてなし武将隊」を手本として、イベントの盛り上げや観光PRのため「武将隊」が結成されつつある。確か一宮市においても武将隊(中日新聞の記事では「足軽隊」とか書かれていたが)が結成されつつある、という話を聞いた*1。まぁ一宮市の方はともかく、各地で結成されている武将隊の共通点は、「一部の人間が騒いでいるだけではない」ということ。特に伊達武将隊と名古屋おもてなし武将隊は一部のファンだけでなく、そこに来ている普通の観光客も集めてしまうからすごいものである。
一部の武将マニア(とかいわゆる「歴女」)にだけちやほやされる存在では話にならない。そこに訪れた人全てを「楽しませる」つもりでないと長続きしない。そのためにはその役になりきるだけでなく、どうやってその場を盛り上げるかも重要だ。すなわち、「寸劇」や「トーク」でも盛り上げる必要がある。そしてそこはもう「俳優」としての技量が問われるところ。単に「イケメンが甲冑姿で演舞を披露する」だけに終われば、一部のファンに騒がれるだけで終わりなのだ。その点は伊達武将隊も名古屋おもてなし武将隊もクリアしていて、だから多数の人を集めることが出来ている。やるならそうでないといけない。
今後も真似して結成する動きが出てくるかもしれない。真似するならコンセプトそのものからだよな。
10月の仙台はイベントが山盛りだから?
それにしても何でこんな……特に大きな祭りやイベントがない*2時期に来たのか? 10月には「名古屋まつり」が行われるのに。
10月の名古屋市内におけるイベントは「なごやインフォメーションNAVI」のイベント情報(http://www.ncvb.or.jp/contents/event/index.php)で確認することが出来る。
日程(日付は2010年) | イベント | 場所 | 内容 | 公式サイト |
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10月16日 | 大山車祭り | 本町通・若宮八幡社・那古野神社・東照宮及び名古屋城 | 市内に保存中の山車のうち13輌が曳き回される。 | nova氏が開設した特設サイトhttp://dai.dashimatsuri.net/を参照されたし。 |
10月16日・17日 | 名古屋まつり | 名駅前・広小路通・大津通・久屋大通公園*3 | メインは「名古屋駅前から広小路通りを経由し大津通へ(土曜)」、「名古屋城から大津通を大須方面へ」向かう大パレード。 | http://www.nagoya-festival.jp/ |
10月16日・17日 | 大須大道町人祭 | 大須地区一帯 | TVや各地のイベントにも登場する大道芸人が大須地区内の各所でパフォーマンスを行う。 | http://www.ohsu-gei.net/ |
10月23日・24日 | 長者町ゑびす祭り | 長者町繊維問屋街 | 長者町繊維問屋街地区でフリーマーケットや問屋のバーゲンセール、各種イベントなどが行われる。 | http://www.yebisu-m.com/ |
とまぁ、おもてなし武将隊が来そうなイベントを挙げてみた。しかし10月9日や10月10日、10月2日や10月3日には「通行止め規制が行われるほどの大規模なイベント」って、名古屋市内ではやっていない様子。地区単位での「区民祭り」とか神社の例大祭とかはやっているかもしれないけれど。
一方、仙台市の10月はイベントがたくさん。10月9日と10日には「みちのくYOSAKOIまつり」が行われるが、仙台観光ポータルサイト「せんだい旅日和(http://www.sentabi.jp/mp0000v.php)」を見ると、名古屋まつりが開催される10月16日から17日にかけては、市内各所で区民祭りや大学祭などが行われることがわかった。うわ、これだと伊達武将隊の「出陣」が多くなりそうな感じだ。
こんな中途半端な時期に来るのには訳があるだろうと思ったが、10月は仙台市内各所に出陣するから名古屋には来れないってことか。惜しい、実に惜しいなぁ……と締めくくって本日の記事は終わり。ああ、そういえばこの日、あいちトリエンナーレ2010の長者町会場と愛知県美術館の無料観覧エリアにも行ってきたのだけれど、その話はまた日を改めて。
追記「大山車まつり」の情報ページについて(2010年9月22日再修正orz)
「祭り娘 咲っちゃんの母」さんからコメントを頂き、実は密かに注目していたサイト「尾張の山車祭り」の作者、nova氏が特設サイト「大山車まつり特設サイト」を開設しておられることが分かった。同サイトにはこれまでの経緯と当日の予定スケジュール、及び奉曳予定経路図が掲載されている。nova氏個人が開設したサイトで「大山車まつり公式サイト」ではないが、内容的に「準公式」と扱って構わないと考え、リンクを掲載することにした。
……のだが、最初に掲載したhttp://400.da-shi.netがリンク切れでトップページが表示されない。どうしようかと迷った挙句、管理人であるnova氏が運営する「尾張の山車まつり」サイト内の掲示板にそれとなく書き込んだら、当記事のコメント欄にご本人からの書き込みがあった。しかも「会場は『大津通』ではなく『本町通』と『若宮八幡社・那古野神社・東照宮・名古屋城』です」と、修正箇所のご指摘まで頂いて……(コメント欄の上から4つ目、nova名義の書き込み)。それ以外にもたらふくご指摘を頂き、またもや修正する羽目に……。何もかも、まともに全文を確認しないまま「公開する」ボタンを押した私が悪い。
そういう事情があり、本文中に示した「10月に名古屋市内で行われる祭り・イベント」の表に関して、大山車まつりの部分は敢えてぼかした表現にしてあります。3度目の修正はnova氏及び曳絆会の皆様方に対して迷惑をかけることになるし……。ともかく、10月16日開催予定の「大山車まつり」に関しては、nova氏が立ち上げた以下のサイトに情報が掲載されているのでそちらをご覧ください。
- 「名古屋開府400年大山車まつり」特設サイト:http://dai.dashimatsuri.net/
ところで私は今思った。わざわざ10月のイベント一覧まで引き合いに出す必要などなかったのではないか……?