テツモグラはいつももがいてます

はてなダイアリー「鉄道旅行とは巡ること」からの移行ブログです。鉄道を含む交通機関関連がメインだけれど実際には雑多ネタ。

コンビニ業界は、定番商品として「熟成させる」ことを知らないのか?

昨日からコカコーラ「ジョージア」とセブン&アイの共同プライベートブランド商品が発売されている。一方で、サントリーとの共同開発品は三月末の出荷を以って販売を終了した。そこで何があったかは東洋経済オンラインの以下の記事を読んでいただけると分かるかもなぁ、と。
セブン、サントリーと別れて付き合う相手 | コンビニ | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
ボスセブンブレンド、「たった」一年半で消滅ですよ。もっと長期的に売っていくものだと思ってた。
会見で鎌田靖取締役が、
ナショナルブランドは進化していく。何もしないとプライベートブランドは市場の中で置いて行かれる」
旨の発言をしたそうだ。いや、進化し続けるのは大いに結構なんですが、だったら既存の商品を見直して、新たな味の商品を発売すればいいじゃん。サントリーとの提携をやめてコカコーラに「鞍替えする」必要なんてどこにも無かった。
私には「目先を変えて新規商品ばかり出せばお客は寄ってくる」と、お客を馬鹿にしているようにしか見えない。

今、配送倉庫に勤務している。三ヶ月前に新規扱いで入ってきた商品が、もう廃盤商品として倉庫から出て行く。その度に商品を棚から棚へ大移動する。それを何ヶ月も私はこの目で見てきた。よく長期的に販売する商品を「定番商品」と呼ぶそうだが、その定番商品を自らコンビニ業界は熟成しようとしない。商品の動きを傍目から見ていると、もうそう思いたくなってくる。
これ、メーカーにしてみれば開発コストと廃棄コストがかかる分、長期的には不利じゃないんですか?

もっとも、東洋経済オンラインの記事執筆者は、今回のサントリーとのプライベートブランド品発売終了について、別の理由があるとも書いている。すなわち、サントリーが他のコンビニチェーンとも共同開発品を出し、自分のプライベートブランド品が「陳腐化」したからやめたのでは、と。セブンイレブンとの共同開発商品が売れれば、サントリーだって他のコンビニチェーンとやりたがるに決まってるし、だったらコカコーラと手を組んだあんただって、サークルKサンクスやファミマの動きを見てるじゃないかと。そんなのが理由だったら子供の喧嘩。メーカーの担当と鎌田取締役をうちの配送倉庫に呼びつけて、
「お前ら今日一日出荷作業をやってみろ!」
って言ってやる。

ほんと、どいつもこいつも、そして私もアホだわぁ、などと爆弾発言を書いたところで本日付記事はお開き。あ、転載するならこの記事丸ごとにしてね。でないとただの痛い人になっちゃうから。