テツモグラはいつももがいてます

はてなダイアリー「鉄道旅行とは巡ること」からの移行ブログです。鉄道を含む交通機関関連がメインだけれど実際には雑多ネタ。

「ビットコイン114億円分消失」は「ネット社会」の脆さの象徴

 インターネット上の仮想通貨「ビットコイン」の取引所を運営する「マウント・ゴックス」(東京都渋谷区)は28日、東京地裁民事再生法の適用を申請し、事実上、経営破綻した。資産総額38億円に対し、流動負債総額が65億円に上り、債務超過で事業運営が困難と判断した。ビットコインの主要取引所の経営破綻は世界で初めてとみられる。
「ビットコイン:114億円消失 マウント・ゴックス破綻」(毎日新聞2014年2月28日付配信)

あ、やっぱりと思った。
当ブログの趣旨から外れるのであまり大きくは書かないが、なるべくしてそうなったなと思う。

  • ATMに行けばスキミング装置でカード情報を盗まれる。
  • ネットバンキングをやろうとすると偽装サイトに誘導され、暗証番号まで一切持っていかれる。
  • サイバー攻撃でクレジットカード番号や氏名など個人情報が大量に盗まれる。
  • 現金ですら「振り込め詐欺」でいとも簡単に盗まれる。

こんな状況で、仮想通貨なんて信用に値するものなのだろうか?
不正アクセスして盗んだ犯人は、今頃複数の金融機関を経由してマネーロンダリングをし、とっくの昔に使い切っているでしょう。犯人を逮捕できたとしても決して投資した全額は戻ってこない。「マウント・ゴックス」を訴えても資産に対して負債が膨大なため、これまた投資した全額は戻ってこない。一方、仮想通貨は金融商品でも何でもないので公的な損失補償は一切なし。そもそも現金と交換できるのに、何の保証もないのが大問題だってのに、私もつい今しがた迄気付かなかったんだよねぇ。結局利用者が泣き寝入りするしかないんだなぁこれ。先物取引よりも怖いわ。
つくづく思う。脆いねぇ……ネット社会って本当に脆い。脆すぎるわ……と書いたところで本日付記事は終わり。ところで昨日から「物語」シリーズの一番くじ出荷に入っています。今回のはクッションも商品に入っているせいで箱がでかくて……配送トラックに全部積み切れるのか?