旧・京阪３０００系「テレビカー」先頭車、ショッピングモール内で展示保存決定。しかし裏で糸引いていたのは……

京阪電車初のライヴ感あふれるミュージアムゾーン「ＳＡＮＺＥＮ−ＨＩＲＯＢＡ（さんぜんひろば）」が出現します。昨年引退したテレビカーもデビュー当時の姿で復活。また、初代「くずはモール街」で朝夕に鳴り響いていた「鐘」がデジタル技術によって「モールメロディ」としてよみがえり、全館内で流れます。
「３月１２日（水）“ＢＬＯＯＭＩＮＧ ＫＵＺＵＨＡ”　ＫＵＺＵＨＡ ＭＡＬＬが大阪府下最大級ショッピングセンターに進化、グランドオープン！」（京阪電気鉄道公式サイト「プレスリリース」2014年1月28日付）

2013年3月を以って全車「引退」した京阪旧3000系。二階建て車両を持ち、かつ車内にテレビ受信装置とテレビを設置していることから、鉄道ファンの間では「テレビカー」と呼ばれ非常に人気が高かった。あれから10ヶ月、車両なんぞとっくの昔に解体処分されているだろうと高をくくっていたら、リニューアルオープンする「ＫＵＺＵＨＡ　ＭＡＬＬ」に展示するという話が入ってきた。京阪もなかなか粋なことをするじゃないか、と思ったらこれが意外や意外。この計画は鉄道ファンにはおなじみのあるお方が提案したものでした。

裏で糸引いていたのはあなたですか、向谷大将！

大阪・枚方にミニ博物館
「テレビカー」として親しまれ、２０１３年３月に引退した京阪電気鉄道の旧３０００系特急車両が大阪府枚方市の商業施設に展示される。京阪が２８日、リニューアルする 樟葉駅前の「くずはモール」の一角を「ＳＡＮＺＥＮ―ＨＩＲＯＢＡ」と名付け、ミニ博物館とする計画を発表した。
「京阪テレビカー再び」（47news2014年1月28日付）

上記記事ページに埋め込まれた動画を見れば一目瞭然。プレゼンテーションをしているのは、伝説のバンド「カシオペア」の元キーボード担当、そして鉄道ファンなら知らない者はいない、向谷実大将であります！　大将といえば、博多駅を除く九州新幹線全駅の発車メロディー、阪神電鉄全駅の発車及び到着メロディー、最近は東急東横線渋谷駅の地上ホーム到着ベルメロディー及び地下ホームの発車ベルメロディーを手がけたことで有名です。しかし鉄道ファンにとって衝撃的だったのは、
「京阪電鉄の特急発車メロディーを上り下りそれぞれごとに繋げると、ちゃんと一曲になります」
でした。それ以外にも「ニコニコ超会議」において「鉄道車両解体＆部品即売」を実現させるとか、「ニコニコ生放送」でレコーディング風景からマスタリング行程まで完全公開するとか、「大将何やってんですか」だったんですけどねぇ。その向谷大将がまさか、「改装するショッピングモール内で京阪旧3000系先頭車両を展示する案」を既に本社にプレゼンしていたとは。しかも展示スペースで流す音楽もどうやら手がけたらしい。あるいは「ＫＵＺＵＨＡ　ＭＡＬＬ」の前身である「くずはモール街」で鳴っていたカリヨンを探し出し、それを屋外でデジタル録音して、時報用に使うとか。そこまでやるんですかあなたは！
この辺の事情はニコニコ動画「向谷倶楽部」の以下のＵＲＬで。
http://live.nicovideo.jp/watch/lv167384927?ref=recommend_5_2_timeshift&po=recommend

うん、個人的にはですね、こう言いたい。
ちくしょう、いいなぁ関西は。向谷大将、頼むから名鉄の発車メロディーも手がけてよ！　味気ないんだよ何だか。
ってそんなこと、あの名鉄が首を縦に振るわけないだろと自分で意味不明な突込みをしたところで、本日付記事はおしまい。
さて……今月は何としてでも瀬戸線6000系の走行動画を残しとかないとなぁ……でも金ないんだよねぇ。α６５も売って生活し（以下略）。