テツモグラはいつももがいてます

はてなダイアリー「鉄道旅行とは巡ること」からの移行ブログです。鉄道を含む交通機関関連がメインだけれど実際には雑多ネタ。

この事故こそが規制緩和が起こした負の結果:追記(2012年5月4日)

単なる「業務請負会社」ではないか。

 群馬県関越自動車道で46人が死傷した高速ツアーバス事故で、ツアーを企画した旅行会社とバス会社「陸援隊」(千葉県印西市)の間に、2業者が介在していたことが国土交通省の特別監査で分かった。
朝日新聞デジタル:事故バスツアー、2業者仲介し安値受注 往復15万円 - 社会 朝日新聞デジタル:事故バスツアー、2業者仲介し安値受注 往復15万円 - 社会

実体を見ればあまりにも酷すぎる。仲介業者の存在、最初に受注した会社の業務丸投げ、そして何よりも日雇い労働者による運転。河野容疑者に陸援隊は時給いくら払うつもりだったのか。日雇いだから労災保険や厚生年金はおろか、雇用保険や健康保険も未加入だっただろう。労働条件に関しては今後の報道を待ちたい。
ちなみに名鉄バスの契約運転士は研修期間中が基本給時給1000円、終了後は時給1300円。雇用保険、健康保険、労災保険、厚生年金の四つは全て加入である。