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はてなダイアリー「鉄道旅行とは巡ること」からの移行ブログです。鉄道を含む交通機関関連がメインだけれど実際には雑多ネタ。

フリーきっぷ復活で豊川表参道商店街に客は来るか?(2月初旬の様子)


いなり寿司を食っている場合ではないだろ、俺。
ええ、2月になったのでまた行ってきたんですよ、豊川稲荷へ。今度は「新春1Dayフリーきっぷ」ではなく、名鉄が「とよかわ開運キャンペーン」に合わせて発売した、「いなり寿司食べ比べ!豊川1DAYフリーきっぷ」(大人用2800円)を利用して。ええ、ええ……割高なフリーきっぷだったけどねぇ。5店舗で販売されているいなり寿司から3個だけ選べるって話だったので。食欲全開だったんだよねぇ。
……しかも行ったの、2月5日ですから。2月中旬じゃないのはご愛嬌(以下省略)。
ということで、フリーきっぷ復活で豊川表参道商店街に客は来るか?(1月初旬の様子) - 鉄道旅行とは、巡ることの続き。

時間は15時過ぎ、それでも参道に客はいた。


昼過ぎに家を出たせいで、現地到着は15時30分を過ぎていた。参道に客はいたが、1月の時と比べて半分以下。まずは豊川稲荷へ。この日、参拝者はほとんどいなかった。それでも露店が営業を続けていたのは驚きだった。
参拝を終えた後は、いよいよいなり寿司食い比べへ……のはずだったが、「宝珠まんじゅう」の喜楽はとっくの昔に売り切れで、残るは4店舗のみ。「おきつね本舗(旧・松屋支店)」のいなり寿司は食ったことがあるので、あとの3店舗についてそれぞれの店から一つづつ頂くことにした。で、一番最初の画像はその3店舗のいなり寿司をもらった順に左から詰めたものだ。もう一度画像を掲示しておく。

上記画像、左から順に「来恩」のわさび稲荷、「和食処 松屋」の五目いなり、そして「門前そば 山彦」のいなり寿司である。味はいずれも特徴的で、しかしお揚げにたれがしっかり染み込んでいる点は共通していた。それなりに「実績」があるところである。どれが一番、と聞かれると「好みで」としか答えようがないくらいだ。いなり寿司の件はここまでにしておいて、15時43分時点で参道の風景を撮影したのが以下の画像だ。

先程「1月の時と比べて半分以下」と書いたのが本当だとお分かりいただけるだろうか。少しは参拝客が戻ってきたような感じがあるが、残念ながら「フリーきっぷ」の効果ではなさそうである。

16時、豊川稲荷駅。人影はまばら。


16時1分に撮影をしたのが上記画像。別に客がいない時を狙って撮ったわけではない。本当に乗客が少なかったのだ。はっきり言って、画像に写っている列車が豊川稲荷駅を発車した時点で、乗客は二十人いたかどうかである。いくら国府止まりの普通列車だとはいえ、これはあんまりだ。
やはりフリーきっぷの価格設定に問題がある。「いなり寿司食べ比べ!豊川1DAYフリーきっぷ」の特典対象となるいなり寿司販売店舗計5店舗で、いなり寿司1個は100円前後で売られている。同フリーきっぷでは引換券1枚に付き1個、1枚のフリーきっぷに3枚付いていて合計3個もらえるから300円ほど。それを差し引くとフリーきっぷ本体の価格は2500円である。ここで気づいた方はさすがである。そう、1月に使用した「新春1Dayフリーきっぷ」も大人用は一枚2500円なのだ。つまり、「新春1Dayフリーきっぷ」にいなり寿司3個引換券を付けただけのフリーきっぷが、実は「いなり寿司食べ比べ!豊川1DAYフリーきっぷ」なのである。そして「いなり寿司引換券」以外の特典は全く同じだったのだ。最初に「割高なフリーきっぷ」と書いたのもそこである。豊川稲荷駅の人影がまばらだったのは、これが原因である可能性が高い。
……とまで帰りの列車内で考えて、ふと思った。じゃああそこにいた人たちはどうやって来たのか。


あれから1週間。なぜあの時間帯に客がいたのか、理由は全く分からない。B-1グランプリ出場がきっかけかもしれないし、13時とか14時ぐらいに来て、そのまま居残っていた人があの辺りをうろついていたのかもしれない。少なくともこれだけは言える。いすみ鉄道のごたごた振りを見抜けなかった私に、豊川稲荷及び周辺地域の活性化策なんて語れるわけがねぇ……。なんてこったい。