テツモグラはいつももがいてます

はてなダイアリー「鉄道旅行とは巡ること」からの移行ブログです。鉄道を含む交通機関関連がメインだけれど実際には雑多ネタ。

COSMOS運行管理システムの更新の際、本数増加という要素は考慮しなかったのか?

 JR東日本の全新幹線が17日、ダイヤを管理する運行本部の端末に情報が表示されなくなるシステム障害で止まった問題で、同社は18日、障害は、ダイヤ変更情報の件数が新幹線の運行管理システムの設定上限を超えたために発生したと発表した。

 延伸などにより同社は年々運行本数を増やしてきたが、システムが処理できる「1分あたり600件」という設定を1995年以降変えておらず、運行担当者は上限が設定されていることも把握していなかったという。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110118-OYT1T00728.htm:title上限超すダイヤ変更が原因…新幹線障害〜読売新聞2011年1月18日付)

そんな馬鹿なことが、と思った。普通、システム更新の際、今後の運転本数の増加に備えてシステム設計の見直しも含めた議論を行うはず。ところが記事では1995年以来、運行管理システムが処理できる「1分あたりの変更処理件数」を600件から変えていない。「新幹線神話崩壊」と中日スポーツの記事に書いてあったけれど、もはやそれ以前の問題だ。何考えてるんだシステムの責任者は。