あおなみ線、経営破たん確定。事業再生ADRで債務は市民・県民の負担……？

県や市の追加支援を受け、経営再建を目指すことになったあおなみ線＝名古屋市中村区で２０１０年７月５日、兵藤公治撮影あおなみ線を運営する名古屋市などの第三セクター、名古屋臨海高速鉄道は５日、企業再建手法の一つである事業再生ＡＤＲ（裁判外紛争解決手続き）を６日に申請し、私的整理による経営再建を目指すと発表した。同社は今年３月末時点で債務超過に陥っており、負債総額は約５７０億円。愛知県や名古屋市からの財政支援を受けて再建を進める。
あおなみ線：再生ＡＤＲ申請　名古屋臨海高速鉄道 − 毎日ｊｐ(毎日新聞)

負債570億円。資本金は減資の上、借金の返済に充当。県と市が貸し付けていた金は株式化され、実質的な債務放棄が確定。県と市が２０億円の増資を引き受け、その上で日本政策投資銀行からの債務を市が肩代わり弁済する。
何しろ開業当初１日平均６万６千人の需要を見込んでいたら、２万７千人しか利用していないのだ。何のために造ったのか、これでは全く分からない。