10月1日から愛知県内の路線バスと鉄道ダイヤが一部変わる。
JR東海バスが路線バス事業から撤退する。
名鉄蒲郡線とか広見線とか三陸鉄道とかの話題に構っているどころではなかった。9月30日をもってJR東海バスは路線バス事業から撤退するんだった。9月1日付で正式に発表されたのだ。
JR東海バス「路線バス」 http://www.jrtbinm.co.jp/localbus/index.html
これに伴い、
以上4路線は全て名鉄バス運行分に変わる。10月1日以降も有効な定期券は最大平成22年3月31日まで有効となるそうだ。
http://www.meitetsu-bus.co.jp/info/detail/1195789_890.html
まぁ、今更これらの路線に乗る必要もないだろう。路線自体は残るんだから。それこそ地元住民にしてみれば「何しに来た、大きなお世話だ」ってなわけで。撮影……どうしようか……?
それよりもすさまじい変わり方をするのが名古屋ガイドウェイバス「ゆとりーとライン」。
ゆとりーとラインはJR東海バスと名鉄バスが撤退。
JR東海バスと名鉄バスが撤退するため、平面区間は名古屋市交通局1社の管理に変わる。路線の廃線と運賃及びダイヤの改正がある。
http://www.guideway.co.jp/topics/20091001sikoukai.pdf
- 路線関係
- 運賃関係
名鉄が発行するSFパノラマカードは相変わらず使えないらしい。今後ゆとりーとラインでも使えるようになるかはまだ公表されておらず、そこが唯一「情けない」話。
それはともかく、鉄道……ではなくバスファンに朗報が一つ。10月1日以降、市バス・地下鉄全線1日乗車券や市バス全線1日乗車券、ドニチエコきっぷでゆとりーとラインの平面区間に乗れることになったのだ。高架区間については別途運賃を払えばよく、結果的に名古屋駅から路線バス(と制度上は鉄道扱いの路線バス)だけで高蔵寺まで行ける事になった。高架区間から平面区間へ直接向かう場合、小幡緑地までの運賃を先払いして、平面区間のバス停で降りる際にドニチエコきっぷなどを提示する、という形になるんだろう。
都市間高速バス「名古屋〜西可児」線は名鉄バスから東濃鉄道の運行へ。
http://www.meitetsu-bus.co.jp/info/detail/1195840_890.html
小ネタに属するが、廃止ではなかったんで。継続運行されるのはいいこと。「西帷子〜四季の丘」間の路線廃止は……利用者が少なかったのか?
遂に名鉄築港線の輸送能力改善。本数減数、しかし2両編成から4両編成に。
http://www.meitetsu.co.jp/profile/news/2009/1195894_1139.html
小ネタ、というか大ネタ、というか。「公共交通機関関連のニュース」カテゴリで出すネタの最後は、やはりこれでいきたい。ダイヤ見直しと運転車両の2両編成から4両編成への変更で、乗客の利便性向上と混雑緩和を図る、との事。
平日の場合、大江駅発朝間帯の本数は11本から8本に、しかし2両編成が4両編成に変わるので、この時間帯に投入される総車両数は22両から一気に32両になる。平日東名古屋港発も13本から12本に減るが26両から48両へ。土曜・休日のダイヤも変更されるとのこと。逆にこの改正でデメリットを受けるのは「路線完乗」を目指す鉄道ファンだけらしい。