テツモグラはいつももがいてます

はてなダイアリー「鉄道旅行とは巡ること」からの移行ブログです。鉄道を含む交通機関関連がメインだけれど実際には雑多ネタ。

自動運転するならそれで統一すればシステム的にも安定するのに

22日午後5時(日本時間23日午前6時)ごろ、米ワシントン北部で地下鉄の列車同士の衝突事故が起きた。地下鉄を運行するワシントン首都圏交通公団などによると、7人が死亡、70人以上が重軽傷を負った。ワシントンの日本大使館は邦人の被害者は確認されていないとしている。

「ワシントンで列車追突、7人死亡・重軽傷70人超」(アサヒ・コム6月23日13時2分配信)
http://www.asahi.com/international/update/0623/TKY200906230002.html

ありえんと思った。この記事を読むと、「朝夕のラッシュ時はコンピューター管理による自動運転を行う」とある。要するに朝夕だけATO(自動列車制御システム)を使い、それ以外の時は運転士による手動運転だということだ。ではその切り替え時間はいつ? どのタイミングで切り替えるのか? タイミングを間違えると自動運転の編成と手動運転の編成が混じり、とんでもない事故が起きてしまう。
ATOならATOで通せばいいのである。一方、運転士による手動運転をさせるならATCを入れて、運転士の操作・信号見落としミスを絶対に防ぐよう対策を施せばいい。両方を切り替えて使う、というのは日本では聞いた事がない(列車編成の入れ替え時に運転士が手動運転することはある)。どうしてこんな妙なシステムを作ったのかなぁ、と思う。事故原因の早期解明を強く求める。