テツモグラはいつももがいてます

はてなダイアリー「鉄道旅行とは巡ること」からの移行ブログです。鉄道を含む交通機関関連がメインだけれど実際には雑多ネタ。

こんな不況化でも計画は止めない。

確かに中部天竜駅へ行くまでが結構大変だった。

JR東海は16日、自社が平成23年春をめどに開館を計画している「JR東海博物館(仮称)」へ一部車両を展示するため、現在時期を限って開館している「佐久間レールパーク」を2009年11月1日をもって閉館する、と発表した。


JR東海ホームページ「ニュースリリース」より「「佐久間レールパークの閉園イベント等の実施」について」
http://jr-central.co.jp/news/release/nws000245.html


期間中、台紙つき記念入場券の発売や日時を限っての車両内部公開、そして中部天竜駅発着の臨時列車の運転も行うとの事。
まぁ、確かに中部天竜駅へ行くまでが大変だったからなぁ。「佐久間レールパーク」自体には一度も行ったことないけどw。この機会にちょっと一度くらいは行ってみようかと考えている。

何を持っていくにせよ、飯田線沿線の観光施設がひとつ消えるわけで。

この佐久間レールパーク、私自身は「このまま閉館させていいのかなぁ」と思っている。というのも、飯田線沿線では数少ない「客を集められる」観光施設だったりするからだ。行ったことないのによく言えるな、とご指摘されるのはごもっともだが、佐久間レールパークの人気ぶりは情報がいろいろ入ってくるし、JR東海主催「さわやかウォーキング」でもスタートおよびゴールの対象駅に使われることがあるから、それなりに利用があるのだと分かる。そう、この佐久間レールパークがある中部天竜駅以外の駅について、その周辺に何があるか挙げられるか、という話。沿線住民と鉄道ファン以外なら、湯谷温泉とか元善光寺とか平岡(駅舎が宿泊・温泉施設兼用)ぐらいしか恐らく思いつかないのではないか? 鉄道ファンなら秘境駅の代名詞である「小和田駅」を挙げると思うが、それは一般人には到底理解しがたい分野だ。登山者なら「中央アルプスへの登山口最寄り駅」を挙げるかもしれないが、一般人で「駒ヶ根駅」を利用することはめったにないだろう。そこが問題である。普段の日どころかGWや盆休みなど長期休暇中も住民しか利用しなくなるという状態に陥れば、何らかの形で運転ダイヤの見直しが行われ、本数の減少とか終電や始発の時刻変更が行われるかもしれない。いやいや、その前に今運転されている「ワイドビュー伊那路」の運転取りやめ、なんて話も出てくるかもしれない。


閉館後、飯田線全体の利用者数ががた落ちしないことを祈るが……。