テツモグラはいつももがいてます

はてなダイアリー「鉄道旅行とは巡ること」からの移行ブログです。鉄道を含む交通機関関連がメインだけれど実際には雑多ネタ。

青い森鉄道、事実上の新青森駅延伸?

河北新報Webサイトより「並行在来線八戸―青森間 青森県83億円で取得へ」
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090109t21012.htm
ノーチェックだったなこっち側は。JR側がこれまで言ってきた「譲渡価格160億円」がほぼ半額にまでなったそうで、これで東北新幹線新青森駅延伸後も在来線は残ることが一応現時点で確定。さらに、JR側から以下の支援策を引き出したっていうから、県担当者の面目躍如といったところ。

 さらに(1)譲渡前に駅舎や線路などを修繕する(2)青い森鉄道に一定期間、JR社員を出向させる(3)青い森鉄道へ中古車両を譲渡する(4)開業時に大規模なキャンペーンを実施し、新型リゾート列車を導入する―などの支援策を示した。

河北新報の記事より抜粋

しかし、一つだけ抜けてる。そこへもう一つ、
寝台特急北斗星」及び「カシオペア」の当面の存続
という条件を付けさせるべきだった。


一番いいのは「両方とも、臨時列車にしてでも残す」という条件。東海道本線から寝台特急が消えるのはもう確定しており、旧型客車で運転される寝台特急は「北陸」、「日本海」と「北斗星」しかないのだ。第3セクター線が生き残るには乗客を確保することが必須条件なのだが、このまま「北斗星」や「カシオペア」が新青森駅まで運転されるということになれば、乗客が支払う「運賃」及び「特急料金」の収入が確保できるし、何よりも「第3セクター線を経由する寝台特急」という話題性が生まれるはずだ。もちろん「存続」のためには、深夜運転を行うための乗務員確保が条件となり、かなり難しい話だというのは分かっている。しかし、もし「存続」させることができれば、旅行会社や一般乗客向けに「寝台特急の走る第3セクター線」として大々的に宣伝できる。この宣伝にかかる費用、そう高くはないと私は見る。


さて、この話が一体この先どう転がっていくのか、福井鉄道同様興味が出てきた。