テツモグラはいつももがいてます

はてなダイアリー「鉄道旅行とは巡ること」からの移行ブログです。鉄道を含む交通機関関連がメインだけれど実際には雑多ネタ。

「茨城交通」も「ひたちなか海浜鉄道」も、他県民が心配するほどの経営状態ではないようだ。

前回の記事:id:tetsumogura:20081116
茨城交通民事再生法の適用を水戸地裁に申請した」件については、既に16日付日記に書いた通り。地元・愛知の運送業者、茨城のバス事業者、そして中堅旅行会社と比較的「消費者に近い側」の企業が経営破たんに陥ったことから、3つまとめて取り上げた。だがよくよく考えてみれば、ヒタチエクスプレスもエキスプレス・トラベルも業務停止状態*1なのに対し、茨城交通はまだ業務を続けている。全く同じ視点で語るのは誤解を招く恐れがある。もちろん今回及び前回書いた記事について、「ひたちなか海浜鉄道」は記事の内容とは全く関係ない。同社湊線の元・所有企業だったから、関連会社としてリンクを張っておいただけなので、その辺は誤解しないようお願いする。なお、この件に関して「ひたちなか海浜鉄道」の担当者よりコメントが届いた。会社ホームページの「会社沿革」にあった「茨城交通より分社化」の部分を勘違いして理解していました。記述を修正しておきました。すみません。m( _ _ )m
とにかく全ては「今後」次第。福島市に本社を持つ「福島交通」の事例のように、地域の過疎化により乗客が減少したら事業者として打つ手はない。しかしひたちなか市は「過疎化」してますか? 乗客がいないだけでしょ? やるべきことはたった一つ。
沿線住民は積極的に利用しろ!
債務は60億円以上。自治体だけでなく、本気で地域住民が「存続」のために動かないと、この会社は簡単につぶれます。市内での移動手段を一つ失うことになります。死ぬまで車やバイクに頼りきれる? 以上!

*1:エキスプレス・トラベルは11月19日付けで東京地裁より「破産手続き開始決定」の通知を受けている。「帝国データバンク」ホームページの同社動向記事によれば、負債総額は2007年9月期末時点で6億7900万円。同社自身が企画したツアーの申込者で、払い込みを済ませてしまった人がどれくらいいるのだろう?