テツモグラはいつももがいてます

はてなダイアリー「鉄道旅行とは巡ること」からの移行ブログです。鉄道を含む交通機関関連がメインだけれど実際には雑多ネタ。

名鉄7000系7011編成、「白帯車」へ逆戻り

7000系の特急型編成で唯一残された7011編成(7011-7162-7061-7012)の車体に白帯を再度配し塗装し直し、「白帯車」として復活運転させることが、10月14日付名鉄ホームページの「ニュースリリース」で発表された。平成14年に最後の「白帯車」から白帯が撤去されて以来、約6年ぶりの復活となる。
(追記:ホームページには「配し」とだけ書いてあり、「塗装」とは一言も書いていない。失礼。ラッピング電車よろしく「上から白色のテープを貼っただけ」なんてこともあり得る。)


それにしても7000系を使っていろんなイベントをやってきましたね、名鉄は。抽選で入場者を決める「第2回名鉄でんしゃまつり」に「7000系の展示」を付け、「名古屋本線東西直通60周年記念」の臨時列車に7000系を充当し、「名称列車」の復活(「三河湾 吉良吉田」「日本ライン 新可児」の系統表示板)、そしてP6編成の「さよなら運転」・・・。もう7000系を使ってできるイベントはねーだろ、と思ってましたが、そういえば「白帯車復活」がありましたねー。7011編成が残っていたんでしたっけ。
それにしても、中途半端な運転区間だなぁ。8月と9月のイベントで何かトラブルがあったか?

名鉄ホームページ内「ありがとう、パノラマカー
http://www.meitetsu.co.jp/panorama/
名鉄ホームページ内「ニュースリリース
7000系パノラマカーの「白帯車」が復活運転を開始します
http://www.meitetsu.co.jp/profile/news/2008/1188598_1140.html


まぁ、「何かあったか」どうかはさておき、その全文を読み通してみた。そして、この「復活記念運転」は「一般向け」ではなく、「鉄道ファンをこのイベントで釣ってやろう」という意図が明らかに出ていると感じた。今までの「7000系がらみのイベント」以上に、だ。

中小田井駅発」なのは、400名を駅前に集めるだけのスペース確保?

今度の記念列車は「中小田井発」三柿野行きとなっている点がミソ。三柿野駅を到着駅にしたのは、日中時間帯における三柿野駅での列車追い抜きがなくなったからだろう。そして出発駅に中小田井駅を設定した理由は、恐らく、400人もの乗客が乗り込むのに必要な時間と、到着までの間どこで待たせるか考慮した結果だろう。上小田井駅より犬山方面側の各駅では、地下鉄鶴舞線経由の列車が合流するため乗車時間が取れず、一方で「東枇杷島駅より名古屋方面側にあたる駅」では、名古屋本線経由の列車が分岐するからこれまた時間が取れない。となると中小田井駅か下小田井駅のいずれかでしか乗車させるしかなく、下小田井駅は地元の鉄道ファンならよくご存知の通り、改札のすぐ目の前が商店街と住宅地で並ばせると苦情が来る。だから高架駅となる中小田井駅を選んだ・・・ではないかな?
いずれにしても「鉄道ファンがそれなりに来る」という予測があっての選択だと思う。