テツモグラはいつももがいてます

はてなダイアリー「鉄道旅行とは巡ること」からの移行ブログです。鉄道を含む交通機関関連がメインだけれど実際には雑多ネタ。

福知山線列車脱線事故、あれから3年

カーブの途中にあるビルに突っ込んだ車両。
柱に抱きつくように曲がった車体。
奇跡的に救出された男性は、「自らの足で歩く」能力を奪われた。
遺族代表の方が追悼慰霊式の席上で述べておられた言葉は、この事故の凄惨さを伝える。
「家族というものを築き上げるのに10年、でもたったの5秒で奪われる。」


死者106名、負傷者500と数十名。
たった数分の遅れを取り返すため、
日勤教育」という懲罰を受けたくないために、
運転士は制限速度を越える速度でカーブに列車を突っ込ませ、
その結果、日本の鉄道史上まれに見る悲惨な事故が引き起こされた。
「公共交通機関は安全第一、運転時刻の正確さはその次」
それが逆になってしまった時、
この事故と同じ事がまたどこかで繰り返されてしまうだろう。