テツモグラはいつももがいてます

はてなダイアリー「鉄道旅行とは巡ること」からの移行ブログです。鉄道を含む交通機関関連がメインだけれど実際には雑多ネタ。

JR東海さわやかウォーキング「鳥居峠越えと奈良井宿場祭・木曽漆器祭」

雨降りでなくてよかった。

9時00分名古屋発「特急ワイドビューしなの5号」が4分遅れで藪原駅に到着。10時43分にスタート。まずは藪原駅を出て左へ向かった。そのまま道なりに歩くと「この先行き止まり」の看板があり、線路の下を抜ける地下道がある。鳥居峠越えはここを通ることから始まる。
地下道を出たら右へ向かう。道なりに歩けば藪原宿跡。住宅の軒先にはツバメの巣があり、親鳥たちが周囲を警戒しながら飛び回っていた。「清酒 木曽路」の醸造元、湯川酒造店の建屋が見え、丁字路のところに「鳥居峠→」の案内板がある。前回同様この丁字路を右折し、中央線線路の高架下をくぐった。その先も丁字路になっており、左へ向かった。これで再度中央線を左に見つつ歩くことになる。
10時58分、[飛騨街道分岐点]の道標を通過。ここからは例によって急な上り坂となる。この急坂が一旦ゆるやかになる付近に「原町清水」という湧き水がある。今も飲み水として使われており、前回もここで喉を潤した。水神さんに手を合わせ頂く。この先へ進むと十字路に突き当たるが、当然直進だ。案内板があるし前回も同じルートだから迷いようがない(笑)。遠くからアマガエル・・・いや、蝉だ。蝉の合唱。さらに歩いてもう一つの十字路を直進した。ここは前回と同じく左右方向が優先道路で、左角に消防団の分署らしきものがある。ここでへばっているようではまだ甘い・・・などと自分に気合を入れてみた。ちょっとは楽になったか?
11時11分、[信濃路自然歩道中山道ルート]の案内板前に到着。ここからが本当の(笑)鳥居峠越え。ここまででバテているようでは・・・やばいorz。11時13分にここを出発。砂利道が最初続き、その後右へ曲がる石畳が続く。11時17分、一つ目の「熊避けの鐘」に到着。心臓が・・・参った。休憩を取る。
11時19分、出発。前日に雨が降ったようだ。まだ道がぬかるんでいる。幾重にも曲がった上り坂をひたすら上る。「二又のご神木」に頭を下げ、分岐路へ。・・・あれ。まだ上り? 前回は直進だったのに、今回は左へ向かうよう案内板がくくりつけられている。左へ曲がる。うわ、さらに急な坂道! ひたすら上って、11時30分、「森林測候所跡地」に到着した。トイレ休憩が取れる。休憩所の裏にトイレがあるんだが、トイレは和式で床は水濡れ中。その上「男子・女子」の表示すらない。ここに来る方、トイレットロール一本必要かも知れません(オイ)。11時41分、先に進む!
案内板に従い進むと、その先は更に細い山道になっていた。途中、人2人がやっとすれ違える程度の部分がある。左は車道、右は山肌。どっちに落ちてもケガをする。案内板がある丁字路を通り、その先で前回通った道と合流した。枝とかが張り出している気配はないし、なんでだろう? 考えても仕方がない。先に進む! ここからもう一度上り坂を抜けると、平坦な場所に出て、神社が左手にある。ここが「御嶽神社」で、その横が「御嶽遥拝所」になっている。晴れていればそこから御嶽が見える、はずなんだが・・・あれ、御嶽ってどっちだ? 最初、南から南々東付近を向いて写していたら、同じウォーキング参加者から「そっちは駒ヶ岳らしいですよ」と言われ、ほぼ西を向いて撮影。さて、御嶽はどっちだ?(笑)
12時08分再出発。風が気持ち良く吹き抜け・・・ちょっと強い? 「熊避けの鐘」、2つ目は神社を出て奈良井宿方向に歩いたところにある。ここから先はほぼゆるい下り坂。12時18分、鳥居峠遊歩道を抜けた。この先は常設の案内板に従い右へ向かった。「奈良井宿」方面である。前回と同様に「峠の茶屋」の前を通り過ぎ、Y字路を右へ進む。このY字路分岐点から奈良井宿まで約3キロ。しばらくは下り坂で、最後に上り坂になる。今回は一休みも兼ねて、途中から分岐する道を通って「木曽駒ヶ岳展望所」へ向かった。コの字型に造られた木製の長椅子に腰掛け、レンダリングコンパスを向けたらほぼ北東方向と出た。あれ? だめだ、地図がないと分からない。12時47分、再出発。
ここからは石畳の道となり、途中一度だけ上り坂になる以外は全て下り坂となる。12時53分、街道を抜けた。左へ向かい、奈良井宿へ向かった。途中、前回も日帰り入浴を楽しんだ「ならい荘」に行けるが
、今回は時間がない。またの機会にしよう。

奈良井宿宿場祭

12時59分、「鎮神社(しずめじんじゃ)」到着。ところが「奈良井宿お茶壷道中」の隊列に出くわして、「下にぃ、したに」ならぬ「端寄れぇ、端寄れ」になってしまった。ま、あと2時間あるので何とかなる。
奈良井宿を抜ける途中、「杉の森酒造店」に立ち寄った。今日は忙しいので試飲を断っていたそうだが、特別に原酒を飲ませて頂くことができた。お金をもう少し持っていれば原酒か大吟醸の720ml入りを買っていたね。ここも舌に味がほとんど残らない。とりあえず自分用に300ml入りを買う。13時48分、奈良井駅前を通過。

ゴールの木曽平沢へ!

中央本線沿いに歩き、踏切を越えて更に歩く。左側を走る中央本線はトンネルの向こうに消えるけど、こっちは右にカーブしつつ下る道をそのまま歩き、楢川体育館の前まで出たら、奈良井川橋歩道橋を渡って対岸へ向かった。ここからは川沿いに歩くコース。中央本線の高架下を抜け、少し上り坂を上ると「笹良漆器会館」に出た。その先の丁字路は左、[漆橋]を渡る。右斜め前に「木曽漆器館」が見えてきた。ゴールまでもうちょい? 前回は「木曽漆器館」と「職人衆の店」に入ったけど、買うものは全くないので通り過ぎた。14時13分、川沿いの砂利道へ出た。[旭橋]を渡り直進。十字路を左折した。実際には丁字路なんだが、細い路地が伸びているのだ。14時18分にこの十字路を通った。突き当たりを右へ向かい、次の突き当たりを右へもう一度。そこからは漆製造販売元が軒を連ねる通りになる。さっさと抜ける。「木曽平沢駅←」の看板に従って最後の上り坂を上る。木曽平沢駅到着は14時27分だった。

奈良井へ戻ろう。

「特だ値通り→」の看板は階段を指している。時間があるので見て回ったが・・・。
買おうとも思わない。仕方ない。おんたけ交通シャトルバスで奈良井駅前まで戻るか・・・って、きちゃった! 15時?発のシャトルバスに乗り込んだ。15時12分、奈良井駅前に到着。奈良井駅近くに蕎麦屋がある。ざるそば750円。店員のおばさんに聞けば「二八そば」だと言う。蕎麦の香りがあまりしない訳だ。そば湯も出されたが水っぽい。まぁ、食えぬ訳ではないし、名古屋でもこの値段程度だから文句は言えない。15時56分、「ナイスホリデー木曽路」号にて名古屋に戻ることにした。

後日談:マップコンパスを持って行ったのに・・・。

私が持参したのは俗に「マップコンパス」と称されるものだ。しかしなんとも情けないことに、コンパスを持参しながら肝心の地図を持って来ていなかった。
ということで、帰ってきてから調べましたよ。

  1. 最初見たのは南々東の方角にある山。地図上で「御嶽神社」を推定し、そこから概ね南方向を探すと木曽駒ヶ岳が、同じく概ね西南西(南西?)方向に御嶽山がある。「概ね」なのは、磁北と地図上の北との間には偏差が存在するから。
  2. 御嶽遥拝所を敷地内に持つ御嶽神社は、当然御嶽山をその対象としているのだから、神社の向きは参拝者が御嶽山を正面に望む向きになる。
  3. 地図上では木曽駒ヶ岳の方が御嶽山よりも近い。そして当日の天気は「曇り時々晴れ」。

結局南々東(というか概ね南)の方角より見えていたのは、やはり「木曽駒ヶ岳」だったのだ。納得。
で、何が言いたいかというと、
どっちも撮れませんでした。orz
雲の向こうだった御嶽はともかく、木曽駒ヶ岳は空や周囲との景色のコントラストから白く飛んでしまい、いくら撮ってもはっきり撮れなかったのであります。こういう時に「スポット測光」モードを試せばよかったのね。とほほ。