テツモグラはいつももがいてます

はてなダイアリー「鉄道旅行とは巡ること」からの移行ブログです。鉄道を含む交通機関関連がメインだけれど実際には雑多ネタ。

2日目は予定どおり詩仙堂、曼殊院、岩倉実相院。

まずは一乗寺下車、詩仙堂へ行く!

9時47分にホテルを出発。月曜で平日ダイヤ。9時53分二条城前駅到着。9時56分発?六地蔵行に乗車して10時03分三条京阪駅到着。ここからバスを使う。三条京阪から京阪線に乗るのが近道なんだが、それでは1日乗車券を買った意味がないので(笑)、京都バス16系統を利用する。京阪三条駅側7番出口より17番乗り場に向かう。16番も今のところここから出ている。バス停に到着して時刻表を確認すると、10時16分発があった。ほどなくバスがやって来た。時刻どおりだ。
10時28分?出町柳駅前バス停下車後出町柳駅へ。しまった、バス停到着時刻を書くの忘れた。10時30分にはもう出町柳駅有人窓口で「えぇきっぷ」を買っているから、たぶん28分以前にはバス停に到着していると思う。
先を続けよう。10時33分、二軒茶屋行ワンマンカー出発。「きらら」型ではない。10時37分、一乗寺駅到着。一乗寺駅より詩仙堂まで歩くことにした。一乗寺駅南側の道路を歩けばいいんだが、白河通を越えると上り坂となり、「一乗寺下り松」より先はさらにきつくなる。その上に車が結構通る。道の端に寄って通過を待てば、急坂にはまぁ何とか、という私でも詩仙堂までは15分かかる。11時00分、詩仙堂到着。
詩仙堂はいい場所だ。しばらく庭を眺めつつ鹿威しの音を聞いた。植栽は四季折々に表情を変える山々、白砂に描かれるは大河と見る。賀茂川の源流か、それとも木曽川の源流か? それ以上の飾りっ気がないからこそまたすばらしい。この情景、人が大勢来ない今日だからこそ巡り会えたのかもしれない。
ここまでキーを打つ。ふと、鹿威しの音。手を止めた。座ると鹿威しは見えない。「詩仙の間」縁側に座り一時間ほどそうやって過ごした。ここに来たなら、ぜひとも時間が許す限りこの庭園を眺めてほしい。ちなみに、ここでは「京都1日乗車券」、「3dayチケット」、「えぇきっぷ」提示による特典はいずれの場合もない。一乗寺〜修学院間フリー乗降区間を持つ往復きっぷ「叡電 きららチケット」なら、詩仙堂の拝観も含むため拝観料の支払いはいらない。

詩仙堂から曼殊院へ。

詩仙堂を12時04分に出発、八大神社に参拝してから元来た坂道を下る。途中、圓徳院前へ向かう道が分かれており、そっちに向かった。曼殊院までの道も兼ねている。坂道を上り、下り、また上る。武田薬品工業京都薬園研究所の横を通り過ぎるともう一息! 12時30分、曼殊院に到着。疲れた・・・。
曼殊院は長野善光寺京都別院で、門跡でもある。このためか、歴代皇族が来訪されたことを示す写真が掲示されている。しかしそんなこったぁどーでもいい。30分ほどいた。いいねぇ。比較的観光客の少ないこの時期だからこそ味わえる、至福。そうそう、軒先に下がる風鈴に短冊が付いていて、
「堪忍袋、胃袋、銭袋、おふくろ この四つの袋、一生の宝」
と書いてあった。今回の観光、至る所で人生訓をもらっているような・・・。善光寺京都別院なのでお守りを1つ買う(300円)。13時04分、曼殊院を出発。修学院駅まで戻ることにした。
(おまけを一つ。京都市内の高校生が1クラス来ていた。女子高生・・・)
曼殊院から修学院駅までは意外に単純だ。曼殊院前の参道を下り、そのまま道伝いに下る。道は途中左にカーブし、その先で右からの道と合流する。そのまま進むとすぐ案内板がある十字路に出るから、その十字路を右へ、つまりさらに下る方向に進めばいいのだ。川を渡ると家具店の裏に出るが、道伝いに右へ行き、農地に突き当たったら左へ「下れば」いい。白川通に出て[白川通北山]交差点まで気楽に歩いても25分ぐらい。書きながら歩いたので、13時38分修学院駅到着。

さらに岩倉実相院へ。

13時47分、鞍馬行に乗車。13時59分?岩倉駅到着。ここから先が時間のかかること!
道を間違えたのに気づき、何とかしたのはいいが、こんどは京都バス岩倉駅前バス停(4番)で待てども暮らせどもバスが来ない。結局14時24分、同バス停到着。どうやら道路事情での延着らしい。
岩倉実相院ははしょらなきゃならんか。東海道・山陽新幹線グリーン車に備え付けの雑誌「ひととき」2005年9月号表紙に、実相院名物「床もみじ」の新緑版、「床みどり」の写真が載った。少しだけこれを眺めた。晴れている時でないとだめなので、ここに来る当日は好天であることを祈るしかない。石庭も詩仙堂曼殊院とはまた違う趣を持つ。もう少しゆっくりしたかったが、14時41分出発。

岩倉実相院から円通寺、そして南禅寺天寿庵へ。

京都バス27系統(長谷別れ・国際会館駅前経由)北大路バスターミナル行に乗り込んだ。円通寺最寄りバス停「円通寺道」を通るかと私が聞いたため、14時47分発が同48分での出発。15時00分、円通寺道バス停到着。円通寺到着は15時12分。優待券はなく500円を払った。
円通寺臨済宗妙心寺派の寺院、つまり禅寺である。「幡枝離宮跡 円通寺」とも言う。ここは比叡山を借景とする枯山水庭園で建物自体が重要文化財である。しかしここ「も」近隣にビルが立ち、恐らくそのうち借景自体が成立しなくなってしまうだろう。本来はかなり静かなこの場所(自然の音と拝観者の声、たまに近隣を走る車のエンジン音が聞こえるぐらいだろう)。今は工事関連の音が向こうから響いて来る。残念だ。
15時42分、円通寺出発。参道を出て突き当たりを右、次の突き当たりを左。ほう。13分で京都バス深泥江バス停到着。16時05分、京都バス27系統北大路駅前行きに乗車。16:11、洛北高校前バス停到着。16時14分、市バス206系統へ乗り継ぎ。迷いに迷って向かった先は、南禅寺天綬庵だ。
天綬庵は南禅寺境内に有り、南禅寺の入り口を入ってすぐ右手にある。拝観は17時までで、ギリギリセーフだった。拝観料は50円引で350円。客殿と表門が京都市指定文化財になっている。ここにも枯山水庭園があるが、いつもは公開されないのかもしれない。17時、拝観終了。もうこれ以降は、夜間特別公開をしている場合以外、どこも拝観受付をしていないはずだ。蹴上駅へ戻らず、市バス5系統岩倉操車場行を選択して一乗寺下り松町バス停へ向かうことにした。17時36分、一乗寺下り松町バス停に到着。
一乗寺下り松近く、「旬菓 一乗寺 中谷」にて会社用に土産。「えぇきっぷ」提示で10%引き、税込2270円。18時を回った。青蓮院問跡の夜間拝観は5月1日だけやっておらず、これ以上することがない。叡山電車出町柳駅へ戻り、出町柳駅から京都バス16系統と地下鉄東西線を使ってホテルへ帰った。