テツモグラはいつももがいてます

はてなダイアリー「鉄道旅行とは巡ること」からの移行ブログです。鉄道を含む交通機関関連がメインだけれど実際には雑多ネタ。

2日目は倉敷から。

これを書いている時点でどこにいるのか?

22時15分現在で、阿智神社境内にいる。これから倉敷チボリ公園へ行き、その後時間があればもう一度戻ってくるつもりだ。
その前に、今日エディタを起動して書き留めておいたものに少し追記して出しておく。これ以降の行動及び「倉敷チボリ公園」についてはもっと語りたいので、別のブログにて。

まずは倉敷へ行く。

あいにくの曇り空だった。
すぐに発てるよう用意をし、朝食を食堂で取った。岡山〜倉敷間を下電バスで行こうと思ったが、31日は8時・8時30分の2便の後は1時間に1本、毎時30分発しかない。仕方ないから快速マリンライナーで岡山まで戻り、岡山から山陽本線の快速か普通で倉敷まで向かうことにした。時刻表を見て乗り継ぎを確認し、時計を見る。8時48分!
走って快速「マリンライナー」8時53分発に乗り込んだ。ところどころクロスシートの座席が空いている。ボックスシート席に座ると、茶屋町駅から20歳代の女性が乗り込んで来た。このまま岡山まで向かうのだろうか?
マリンライナー14号」は岡山駅に9時16分に到着した。5番線より発車の快速「サンライナー」福山行に乗り込む。先頭車両に乗り込んだら、「クハ116−13?」の銘板があった。臨時急行「ちくま」に使用されている車両に、先頭形状がよく似ている。同型か?
9時26分発予定の列車は9時29分に発車。停車駅は倉敷、新倉敷、笠岡、終点の福山の順。倉敷まで所要時間12分。9時41分、倉敷駅到着か? 出発してすぐ、自動音声ガイドによる車内放送が流れる。「きっぷの清算は降りた駅で」とのこと。私には関係ないけどね。
出発してしばらく車窓を眺めると、本当に「本線なのか?」と疑ってしまうような田園風景が現れた。しかしその風景が次第に街中のそれへと代わり、自動案内放送が倉敷到着を告げた。9時39分到着、9時40分発車だった。

荷物を預けたら、美観地区へ行こう。

倉敷駅から倉敷ステーションホテルまで行き、荷物を預けた。バックパックを背負ったまま歩くのはつらい。ホテルを10時01分に出て、歩くこと約6分、倉敷美観地区に到着した。古い蔵が立ち並ぶ地区への入り口には、これまた景観に合わせた蔵構えの土産物屋が立ち並んでいる。土産物は後回し。中に入った。
堀沿いに歩くと、右手に大原美術館が見えてきた。門のところに、本館は明日(1月1日)臨時開館するとの張り紙があった。やはり本館は明日(1月1日)開館するのか。「大原美術館岡山城・岡山後楽園」の3点巡りができる。
堀沿いに右へ向かうと、「日本郷土玩具館」があった。

日本郷土玩具館

世界各国の民芸品を集めた展示施設だ。その収集品の多さには目を見張るものがある。まずは2階壁際のケースにある「アジア」の展示物。インドネシアの人形劇で使われている人形が並べられているのだ。何かのテレビで見た記憶があり、しばらく見入ってしまった。(関節は糸で止めてある。)1階にも日本各地から集められた展示物が多数ある。
しかし所蔵品はまだ別館にもあった。中でも目を引くのは「菅原道真公」、天神様の人形群。幅5m程のショーケース一杯に収められており、手持ちのデジタルカメラでは収め切れない。さすが中国地方、すごい数だ。館長さんに後で話を聞くと、この地が道真公が最後に寄った地なので、特に数が多いのだそうだ。玩具買わずに表へ出た。
続いて「倉紡記念館」へ行く。

倉紡記念館

倉敷紡績クラボウ)倉敷工場として、昭和20年の工場休止まで実際に使われていた建物を、展示施設として新たに整備したものだ。当時使われていた紡績機械や設備などが数多く置かれている。名古屋の「産業技術記念館」は自動車工業メインだが、ここは紡績機械とその歴史背景に関する展示がほとんどで、非常におもしろい。電話がなかった頃実際に使われた「暗号電報」の暗号表や、第2次大戦戦時中の会社組織を示す資料、また昭和天皇愛媛県行幸の折り、倉敷紡績に立ち寄った際に着席したソファーなど、歴史的に見ても価値のある展示が多い。
感心しつつ、さらに「アイビー学館」へと向かった。

アイビー学館

ここは西洋美術の絵画作品をパネルで解説し、後半で岡山(吉備国)の風土を写真パネルで紹介している。
個人的に述べさせてもらうと、正直、入場料を払ってまで行く施設じゃないと思う。前半は写真パネルがセピア調に色褪せていて(そういう展示の仕方?)、大原美術館へ行った方がまだまし。後半の展示は、こういうものもあるのかというくらいに見ておけばよろしい。そう目を見張る物がある訳でもなし、近代絵画のパネル展示は外し、吉備津の風土関係を重点に置いて、展示替えをしてくれるよう切に願う。

午後からは倉敷チボリ公園へ。

「レストラン アイビー」にてランチ(桃太郎地鶏ランチ)を食す。う〜む、うまいのかうまくないのか・・・。「ぐるりんパス+帰り券」提示で1500円+税が1425+税になる。
時間があるので、いがらしゆみこ美術館を外し、観音寺から阿智神社へと向かった。
観音寺は阿智神社のある鶴形山の中腹付近(?)にあり、ここから阿智神社までは参道が伸びている。阿智神社は鶴形山山頂のそばにある。すいている今日(31日)で、倉敷アイビースクエアから観音寺経由で阿智神社まで、約25分ぐらい。今日はこれから元旦迎春行事が日付をまたいで行われるという。夜通し祈祷が行われるのだろう。正月3が日はどうなることやら。
ここから倉敷チボリ公園へは、倉敷駅方向に向かって歩くだけだ。私の場合は、下に降りて、えびす街商店街のアーケード下に入ったら、倉敷センター街に向けて歩いた。信号を渡り、倉敷駅を向かって左に見つつ歩道を歩く。倉敷駅南北連絡道を通り北口へ向かった。チボリ公園入り口は正面ではなく、向かって右手にあった。

チボリ公園

結論から言うと、かなり規模は小さい。
ガイドブックには写真で示されている園内の公園もあれだけである。
そんなものだ。
夜のライトアップがなければ今頃は潰れていただろう。

倉敷から吉備津神社へ。

倉敷駅に戻って、倉敷駅15時28分発快速「サンライナー」に乗車した。時刻表から、15時42分岡山駅着のこの列車は、吉備線普通16時00分岡山発に接続し、吉備津神社最寄りの吉備津駅へは16時16分に到着できる。吉備津彦神社最寄りの備前一宮駅で途中下車してもよかったが、30分に1本のダイヤなので、あまり寄り過ぎるととんでもないことになる。吉備津神社参拝後、吉備線普通列車に乗り、東総社駅でもう一度降りるつもりだからだ。
そうこうしているうちに、岡山駅に15時42分に到着。17番線を目指した。階段を降りると、そこにはキハ40系2両編成が!
後ろから撮ってしまったじゃないか!
吉備線普通列車は2分遅れで発車し、吉備津駅には16時16分に到着した。駅舎を出て左方向へ向かい、線路伝いに歩いた後、右を見ると松の並木が境内まで続いているのが分かった。ほぼ10分、16時26分に吉備津神社本殿前に着いた。16時から大祓の儀式が行われていたようで、神主らが本殿で祝詞を読み上げていた。
さて、吉備津神社と言えば、「御釜殿鳴動神事」。「鳴釜神事」と俗に呼ばれ、釜が鳴れば幸、鳴らねば凶というこの神事、今日は15時で神殿が閉められ、「正月15日までは9時から14時30分まで毎日執り行う」旨の立て札があり、1月中は内部拝観や説明ができないことがあると書き添えられてあった。う〜む。
吉備津神社から歩いて吉備津駅に戻った。

総代から、倉敷へ戻れ。

駅に戻った3分後、列車がきた。17時36分発総社行普通列車だ。今度はキハ47系。運転士の他に車掌がいる。改札も行っていた。総社神社(?後で調べます)最寄り駅の東総社駅には17時36分到着予定、1時間後の18時36分に乗車するとして、18時39分総社着、伯備線普通列車は18時42分発播州赤穂行に接続、18時51分、倉敷到着となる予定。
ところが蓋を開けると、これが意外に早く済んでしまった。行きは駅を出て右から行ってしまい、15分もかかったが、帰りは本当に6分で駅まで戻ってきた。
何のことはない。駅を出て目の前の道路を左へ向かい、[総社小学校]交差点で右に進路を取ればよかったのだ。う〜む。
18時9分、総社駅到着。同12分、117系で18時13分発倉敷経由長船行きが到着した。定時に発車したこの列車は18時23分、倉敷駅に無事到着した。


ここから先はもう一つのブログにて。