テツモグラはいつももがいてます

はてなダイアリー「鉄道旅行とは巡ること」からの移行ブログです。鉄道を含む交通機関関連がメインだけれど実際には雑多ネタ。

南太平洋共同館の展示テーマを見逃した!

「先祖の墓が流された」
「井戸の水が黒くなった」
キリバスやツバスなど、南太平洋に面する国々の国民からのメッセージ。二酸化炭素など温暖化ガス排出による地球温暖化、それが「海面の上昇」という形で真っ先に直撃するのは、日本ではなく、先進国ではなく、海面から低い土地・国土をもつ彼らの国なのだと。
しかし、観覧者はスタンプを押すだけでそれらの展示を見ようとせず、素通りして行ってしまう。「環境博と聞いて展示したのに、テーマの自然の叡知とは何だったのか?」、そう言い、顔を曇らせる解説アテンダント。残り10日、それでも、観覧者にこの深刻さを少しでも知らせることが、「成功」につながるのだと信じている。


本日(9月15日付)中日新聞朝刊30面、(愛知県内版で言えば)右上方の「愛・地球博パビリオン紹介」。
南太平洋館の紹介記事を読んで、心に何かが刺さった。
やっぱり、きちんと見ていない。