テツモグラはいつももがいてます

はてなダイアリー「鉄道旅行とは巡ること」からの移行ブログです。鉄道を含む交通機関関連がメインだけれど実際には雑多ネタ。

テレビ東京系「にっぽん!いい旅」のレギュラー放送終了で思うこと

テレビ東京系旅番組「にっぽん!いい旅」(水曜午後8時)が、3月上旬で終了することが23日、分かった。
(日刊スポーツWebサイト2015年2月24日7時39分付より全文転記)
テレ東「いい旅」29年の歴史に幕 - 芸能 : 日刊スポーツ

陣内さんによるナレーションの賛否はともかく、日刊スポーツ上記記事にある通り、他の旅番組に視聴者を取られた感は否めない。私はそれに加えて、インターネットにより情報収集できる今のご時勢も少なからず影響したのではと思っている。そして情報収集したらたぶん誰もがこう思うだろう。

「これ、本当に回れるの?」

実際のところ、回れないことが多いんじゃないか?
例えばあるローカル線を取り上げたとする。VTR内で立ち寄り先に関する情報と、鉄道やバスで「何分かかり、いくら払うか」は伝えてくるが、肝心の「運行本数」に関する情報は何も教えません。
例えば2015年2月18日(関東圏)放送「行くしかない!限定だらけのローカル線ツアー」で紹介された、「青森〜秋田」間のローカル線旅。旅人である芸能人二人は五能線で秋田方面に向かうのだが、五能線の日中における運転間隔は一時間〜二時間に一本程度で、五能線全線直通の列車は臨時列車である『快速リゾートしらかみ』以外にないのです。五能線の運行本数が如何に少ないかは、以下に挙げる「えきから時刻表」のリンク先を見て判断して欲しいです。

鶴の舞橋もそう、日本白神水産もそう、「レストランいさりび」もそう。どうやって行くんですかと。公式サイトにおける掲載順が辿った順と同じなら、五能線を川部・青森方面へ一度戻ってます。そこから奥羽本線十和田八幡平四季彩ライン経由で十和田南駅へ行き、そこから送迎バスか何かで「大湯温泉龍門亭千葉旅館」へ行ってます。で、さらに翌日にはそこから鷹ノ巣駅まで戻って「秋田内陸縦貫鉄道」を利用している。何時発の列車に?

これは「にっぽん!いい旅」(及び前身番組である「いい旅夢気分」)に限った話ではありません。
「行った先」をいくら並べても現実味はもう出ません。同じテレビ東京系で特番として放送される「バス乗り継ぎ旅」シリーズが毎回好評だと聞いているけれど、それはどたばた珍道中の「行程が楽しい」ということ。北海道テレビ放送水曜どうでしょう」が人気を博す理由も同じだと、私は考えます。

そろそろ「行った先」だけ並べる番組構成は止めにしませんか?
インターネットで調べれば、その行程で実際に行けるかどうかはすぐ分かります。
むしろどうせ芸能人を使うのなら「彼ら彼女らの素顔」が道中内で見えるような構成をやるべきじゃないですか?
……などと書いたところで本日付記事はお開き。さて、これから車検に入るわけですが、実は困ったことに足回りと警笛に異常があって修理しなくてはいけない。今まで親以外から借金したことはないけれど、いよいよ銀行のローンを申し込みしなくてはならないか、などと考えたり考えなかったり。
ロアアーム?のゴムブーツ交換だけで済んで何とか車検は通った。でも「警笛が何故か日中鳴り止み夜に鳴りっぱなし」は変わらず。点検費用だけで3000円、部品交換するとえっと……?