沿岸バスのモエカ計画、ではなくて萌えっ子フリーきっぷまだやめません
というわけで、今年もやってきましたエイプリルフール。昨年は多数の公式さんが公式サイトで、あるいはTwitterでいろんなネタを披露してくださいましたが、中でも凄かったのが北海道の斜め上を走っているバス会社、沿岸バスでした。毎年とんでもないネタをやるのだけれど、実はその中に「本物の情報」が紛れ込んでいる、というのが半ば常識と化しております。そもそも、沿岸バスが投入したバス路線乗り放題きっぷに萌えキャラを図柄として採用するということ自体、当初はエイプリルフールの嘘情報に混ぜて流されたぐらいですから*1。ちなみに第四シーズンでは「女子中学生にスク水着せた」として話題になり*2、この記事を公開した時点で最新となる第五シーズンでは「人妻キャラ」に加えて禁断の「スク水を着た小学生キャラ」も登場させました*3。スク水中学生もスク水小学生もまぁお約束ですが後に上にセーラー服を羽織った姿で再登場しましたが。
だから今回も絶対に「嘘情報」の中に「本物の情報」が入っているだろうと思って、日付が変わってすぐ沿岸バスの公式サイトを見に行きました。そしたらトップページには萌キャラの描かれたカード図柄と、パンダの顔を前面に付けた改造バスの写真が。
黄色の三角が付いた「スクールバス」をさすがに高速バス車両として投入するわけがない。となると、マジカルニシンステッキを片手にこっち向いて微笑んでいる「マジカル☆チェリー」が本物ってことになりますが……桃色の髪に紫の瞳、この子、どこかで見た気が。
まさか増毛智恵理？ 増毛智恵理に変身能力？ いや、それはないだろと考えたのですが、イラストを比較してどう見ても増毛智恵理にしか見えない。まさか「マジカル☆チェリー」として「本当に」登場させるつもりなのでしょうか？ その他にも公式Twitter上で「留萌豊富留萌線の一部車両の液晶運賃表示に萌えっ子が登場する」と告知していて、ツイートが３月３１日付けなのでこっちはどうやら本気らしい。そして何よりも、まだまだ出す気満々なんだ「萌えっ子フリーきっぷ」。
この会社のやる事はいつも「斜め上」を行っていると脱帽するしかありません。そもそもエイプリルフールネタに毎年ここまで入れ込む公共交通事業者は本当に数少ない。他も見習えと言いたい。消費税増税で客が離れるのは明白なんだから、この際体裁とか過去の歴史とか一旦投げ捨てて思いっきりバカになってみればいいのに。と書いたところで本日付記事は終わり。この後どの企業がエイプリルフールネタを投じてくるのか、非常に楽しみです。毎年やる面子が固定化してきているのはなぜだ？
追記１：
ITmediaの旬ネタまとめサイト「ねとらぼ」経由。
http://www.kayac.com/company/event/mission/2014/
「食べられるサイト」はいいとして、スターダムの世Ⅳ虎選手まで引っ張り出してくるとは。金髪で強いのは認めますが。
追記２：
いまもえ制作委員会は４月１日、ホームページやツイッターに「いまいち萌えない娘」と記しながら、イラストやマンガ、グッズなどで「萌える娘」を提供していた、と発表した。
３年前に、この問題が発覚した直後に自ら調査し、虚偽表示を把握していたが、公表しなかった。
「エイプリルフールネタ いまいち萌えないで虚偽表示 把握は３年前、公表せず」（http://imamoe.jp/kobeimamoe/）
既に誰もが知っているｗｗｗ。いまいち萌えないキャラ、だったはずが今は「萌えキャラ」。
