テツモグラはいつももがいてます

はてなダイアリー「鉄道旅行とは巡ること」からの移行ブログです。鉄道を含む交通機関関連がメインだけれど実際には雑多ネタ。

本当の復興はまだこれからなんでしょ?

 3.11の時のことははっきり覚えている。土曜日、出かけた先のコンビニ駐車場で、ぐらりと大きな揺れを感じた。すぐさま母親から電話がかかってきて「大丈夫」? 何事かと思って慌ててラジオをつけたら「東北地方で強い揺れ」。帰ってきてテレビを見たら全局で東北地方で巨大地震津波、そして海中に没した沿岸地方の映像が流されていた。病院や高いビルの屋上に逃げた人々を釣り上げていく陸上自衛隊UH−1。海水が引いた後、瓦礫の山を撤去し、またご遺体の捜索に当たる陸上自衛隊員、アメリカ軍兵士、消防隊、ボランティア……。

 それから一年半。
 今年のどまつりに気仙沼港で水揚げされたさんまが届き、二匹食べさせてもらった。脂が乗っていて本当にうまかった。一時、放射能汚染の問題や関連する風評被害で東北地方からの農畜産物は店頭に並ばなかったが、今はだいぶ見かけるようになった。大好きな日本酒に関してはラインナップは以前と変わらない。
 放射性セシウムの除染に関しても、東京の不織布メーカーと東大が開発した布で効率よく除染できるようになると思う。

 セシウム:除染布の大量生産に成功 東大など(毎日新聞Webサイト 2012年11月27日付)
 http://mainichi.jp/select/news/20121128k0000m040084000c.html

 まだ全然終わってない。これからなんだよね。原発事故の補償問題、メルトダウンした原子炉の解体作業、被災地域の復興、そして被災地域における治安の維持。「震災前よりもっと住みやすくなりました」って被災地域の誰もが胸張って言えるのが一番いいのだけど。

 いわき見せる課(http://misemasu-iwaki.jp/index.html)みたいに、「こんな方法があるのか」と国民の0.1%でいいから驚かせるような、そんな政治家を選ばないと原発事故の時のように何もかも後手後手に回りかねない。さて、愛知県からは誰が出てくることやら……やれやれ。