テツモグラはいつももがいてます

はてなダイアリー「鉄道旅行とは巡ること」からの移行ブログです。鉄道を含む交通機関関連がメインだけれど実際には雑多ネタ。

日光に観光客はまだ戻ってきていない。

実は8月12日から今日までの4日間、青春18きっぷを使って松本城・長野善光寺日光東照宮の三箇所を巡ってきた。いずれも国内だけでなく国外にも知られる有名な観光地だが、観光客の数には明らかな差があった。世界遺産にも指定された日光東照宮が一番長く「待つ」と思っていたら、日光東照宮奥の院までスムーズに入ることができたのだ。松本城の内部構造に伴うキャパシティの問題もあるだろうが、それを差し引いて考えても日光東照宮の観光客は少なすぎると思った。
もしかしたらまだ日光行きを見送っている国内外の観光客が多いのかもしれない。

1日目・松本城


名古屋から普通列車を乗り継ぎ、午後1時40分ごろ到着。入場に30分待ちの状態だったが内部の観覧に50分、そして出てくるまでに20分かかるとのことで、この時は入館を諦めた。いや、金曜日でこの程度の待ち時間だったら入って待っていればよかったのだ。土曜日となった2日目、10時38分に到着して係員から入場までに90分かかると聞かされ、自分の頭の悪さをうらんだのは言うまでもない。ちなみに土曜日の総所要時間は、待ち時間90分に内部観覧が60分、計150分という表示だった。
盆休みに入ったとはいえ金曜日である。それでも30分も入場待ちの時間が発生する。さすが国宝松本城といわざるを得ない。

2日目・長野善光寺


善光寺へは朝行われるお朝事を狙った。天台宗側の「大勧進」と浄土宗側の「大本願」双方からお数珠を受けるためだ。そして早朝6時、そこにはもう参拝者が来ていた。早朝6時である。当然そんな時間にここに来れるのは地元の人か宿泊客か、あるいは夜行バスで早朝の長野駅に着いた人に限られる。
昼間の様子は観察していないが、この分だと昼間もかなり観光客は多いだろう。

3日目・日光東照宮


問題の日光東照宮。観光客は来ているように見えたが、ここは世界遺産に登録された場所である。参拝待ちの行列ができるほどでないとおかしい。本殿、奥の院、そしていわゆる「鳴き竜の間」など、東照宮の境内は一通り回ったが行列ができていたのは奥の院のご神木の前だけだった。大修理中の輪王寺三仏堂にも客は来ていなかった。
東武日光駅前のバス乗り場には乗客が列を成していたが、あれはバスの本数の問題。全体的に観光客は少ないと思った。

4日目・熱海

日光東照宮に客は戻ってきていない。それはもはや明らかだった。そして逆に言うと、今こそ日光をゆっくり見て回るチャンスである。うん、盆休みでこんな調子なら秋の連休中もそれなりだろうと私は予測する。行かれた方、いや、違うよということなら是非とも当ブログにご連絡を頂きたい。
さて、最後に今日チェックアウトする熱海。

さすが熱海、ビジネスホテルの予約すら取るのは困難だった。