テツモグラはいつももがいてます

はてなダイアリー「鉄道旅行とは巡ること」からの移行ブログです。鉄道を含む交通機関関連がメインだけれど実際には雑多ネタ。

飲兵衛が2日かけて伊勢神宮初詣(2日目:その続き)

id:tetsumogura:20110103:p1の続き。本当は1月8日になってから書いたのだけれど、まぁ……それはいつものことということで。

伊勢神宮内宮参拝はやはり泊りがけで正解だった。


内宮へは外宮前からタクシーで移動した。「道路がやけに空いてるな」と思ったら、運転士から「今日は総理大臣が参拝しに来るので、伊勢自動車道を昨日よりも早めに通行止めにしているんじゃないかな」と言われた。言われて思い出しているようでは問題外なのだが、毎年1月4日は内閣総理大臣伊勢神宮公式参拝が行われる日だった。そのせいだけではなく、元々早めにホテルをチェックアウトして出てきたことも関係しているのだろう。結局タクシー料金は1500円以内で済んでしまっている。
内宮で参拝して参道を入り口へと戻っていくと、ちょうど向こうからスーツ姿の警備員に囲まれた自民党・谷垣総裁がやってきた。カメラを取り出して一枚写してみた。ちょっと顔色が悪いように見えるがそれはフラッシュを焚かなかったせいだ。この後、おはらい町とおかげ横丁を見て回って、酒を飲んで、そして内宮前でタクシーを捕まえて直接伊勢市河崎地区の端まで送ってもらった。

伊勢市・河崎地区に行ってみた。

伊勢市河崎地区を訪れた理由は二つ。資料館として開放されている資料館に行ってみたかったのと、河畔に並ぶ家々の様子を撮影しておきたかったからだ。当時の町並みは残っておらずとも絵になる風景だろうと期待して行った……のだが、川岸は護岸工事で埋め立てられ、川岸ギリギリに家が並ぶ光景を見ることは出来なかった。しかし川岸の風景は現代風に変わっても、陸の方へと道一筋分移動したところには旧家が立ち並ぶ光景がまだあった。少数ではあったけれど、まだそこには残っていた。

伊勢神宮参拝の帰りにここら辺りにでも立ち寄る人はいるだろうと思ったけれど、正月早々冷たい風が通り抜けるだけとは思わなかった。この河崎地区が伊勢神宮の帰りに立ち寄る観光地の一つとしてまだ認識されていないとは、結構雰囲気のある町並みだから余計に残念だ。何か対策を取らないとだめだよなぁ。

最後は松阪市内へ



14時を過ぎて、日もだいぶ傾きつつあった。最後は松阪市内へと移動した。ここは「古事記伝」著者である本居宣長ゆかりの地であり、本居宣長がかつて住んでいた家もほぼそのままの姿で残されている。だがここも観光客はほとんど来ていなかった。伊勢神宮に参拝したらみんなそのまま帰ってしまうんだな。


と、鈴屋の内部を見たところでタイムアップ。この後、松阪市内中心部をちょっとだけぶらついて、そして快速「みえ」で名古屋まで戻った。乗車した快速「みえ」も津駅までは車内はがら空きだった、と書き添えて今回の旅行に関する報告はおしまい。さて、今年のGWとか夏とか、昨年みたいに旅行に行ける余裕はできるかなぁ……?