テツモグラはいつももがいてます

はてなダイアリー「鉄道旅行とは巡ること」からの移行ブログです。鉄道を含む交通機関関連がメインだけれど実際には雑多ネタ。

簡単に行けない 祖父江の善光寺

この運転技術では、回向柱を触る前に地獄に落ちる、と思う。

今月は全ての週において「土・日・月」の3連休になっているため、今年どう事後会長を行っている六善光寺*1のうち、公共交通機関を利用して一番行きにくい祖父江(現・稲沢市)の善光寺善光寺東海別院)に行くことにした。
とはいえ、前回行ったのは数年前の話で、しかも数十キロもの遠出ドライブは久しぶりである。当時ルートを記入した道路地図を持って車に乗り込んだものの、自分で言っておいてなんだが、少々不安であった。
家を出て国道22号を越え、稲沢駅南の陸橋を越える。ここで左車線に入ってしまい、慌てて右車線へ移ることに……。そして最大の「危険行為」……稲沢市役所付近の交差点で右折するのだが、道を間違え、その上「右折は交差点内で待て」なのに勢いよく突っ切ってしまったのである。危うく対向車と側面衝突する……ぎりぎりで向こうが減速してくれたからよかったものの、もういきなり「あわや大事故」となる暴走行為……よく生きていられるよ、今まで……すんませんm(_ _)m。
気持ちを落ち着かせ、地図を見ながら名鉄尾西線玉野駅へ。「山崎駅北側の道路は幅員が狭い」と地図上に書き込んでおり、それを迂回するための選択である。[玉野]交差点を左折、[上屋敷南]交差点を右折。車の通行量がそんなにないが、もう二度目はないと自分に言い聞かせ、ヨシヅヤを右手に探す。看板が見えて、ようやく近くまで来たことを実感した。ヨシヅヤと平和堂(旧タマコシ)の間の道路を通ると、記憶に残っているあの道路に出られた。[上牧]交差点を右折して少し進むと、警備員の誘導があった。駐車場には既に自家用車が数十台ほど止まっている。適当なところに入れて参拝に向かった。
全く……参拝以前の問題だな。

善光寺参拝者は平日なのに結構いた。

近くの観光バス駐車場には一台観光バスが止まっていたが、どうやらそれ以上にマイカーで来る人が多いようだ。私も他の参拝者と共に本堂へ向かい……かけて引き返した。その前にやることがある。参道中央に立つ回向柱に触らなくてはならない。この柱から伸びる綱は「善の綱」と呼ばれ、ご開帳中の前立本尊の右手に結ばれている。この柱を触ることは前立本尊に触れることと同じなのである。この参拝のしきたりに習い、柱に触って一礼、そして改めて本堂へ。
線香をあげ、戒壇巡りへ向かった。ここの戒壇巡りは日本唯一の「極楽巡り」である。暗い通路を先へ進むと、突然蛍光色を放つ空間が見えて、そしてその先に極楽浄土を模した空間が現れるのだ。
戒壇巡りを回った後、外に出て前立本尊等を参拝、ご朱印を頭に授かって、そして本堂を後にした。

他の善光寺は行きやすいのに

長野善光寺元善光寺甲斐善光寺は鉄道の駅に近く、調べると岐阜善光寺岐阜市内に、関善光寺長良川鉄道の駅に近い場所にあるようだ。だがこの善光寺東海別院だけはなぜか鉄道の駅から1キロ以上離れている。稲沢市のコミュニティーバスは運行されていると聞くが、「善光寺東海別院」なるバス停があると聞いたことはない。東海別院のホームページにも「森上駅からタクシー」としか書いておらず、公共交通機関での参拝はここだけかなり難しい。もう少し参拝しやすいように何か……森上駅から1時間に1本程度ででも臨時バスを運行する、って話は出なかったのかなぁ。
まぁ、私はマイカーがあるからいいけれど……せっかく長寿祈願の仏様を同時に奉っているんだから、少しは考えた方がいいと思う、稲沢市役所関係者。


これで祖父江善光寺への参拝は確実に終了。元善光寺・長野善光寺は過去に(だいぶ前だが)参拝済みで、あとは岐阜・関・甲斐にいつ参拝するかと考え中。甲斐善光寺は来年に回そうか……と考えているとそのうち事故を起こして地獄に落ちそうだ。本日はここまでで、後ほどデジカメで撮影した画像の縮小版を公開しておしまい。ここにこれから来る方は、くれぐれも事故起こさんように、お気をつけて。


(追記)
前立本尊を撮影したものの、広角側でははっきりと見えないわ、望遠側では手ぶれ起こすわできれいに撮れず。「撮るな」って前立本尊からの警告ですか、これ。

*1:長野・飯田(元善光寺)・甲斐・岐阜・関・祖父江」の六ヶ寺