テツモグラはいつももがいてます

はてなダイアリー「鉄道旅行とは巡ること」からの移行ブログです。鉄道を含む交通機関関連がメインだけれど実際には雑多ネタ。

福岡近郊「つまみ食い」・その2

さてさて、旅行を実行する日の1週間前になった。そろそろ「周遊きっぷ」の発券も、そして「寝台券の行き先変更」もしなくてはならない。「えっ、今頃やるのかよ」というツッコミはさておき、いつもお世話になっている旅行代理店の支店に行った。
下り「はやぶさ」の寝台券(特急券部分も入って1枚)を社員に見せ、「名古屋から宇部行き」を「名古屋から熊本行き」に変更してほしいと頼んだ。ところがその社員さん、マルス端末で何か調べたあと、一言。
「これ、一度取消処理することになるんですよ」
「えっ、どういうこと?」
どうやら、マルス端末を使って寝台券の乗車区間を変更する場合は、現券の取消処理をしてから、新たに指定された区間でもう一度買い直すって手順を踏むらしい。うわ、JR券発券システムの通称を「マルス」と知っているくせして、肝心なところ全く知らずにいたんだ。だめじゃんOTZ。ていうか、寝台券に限らず、料金券の「乗車区間変更」って、マルス端末上ではそういう処理方法になるってことか。
周遊きっぷ本体の購入もしたかったが、閉店時間になってしまい、全きっぷ類手配完了は翌日、すなわち8月5日になった。


そんなわけで、周遊きっぷ自体の発券はしてもらえたが、寝台券の行き先変更が事実上できないことになってしまった。これは手続き上のことなのでどうしようもない。マルス端末上で指定席券の乗車区間変更をする場合、空席を探し、見つかったら元の券について一度取り消し処理をし、しかるのちに新たに発券するそうである。「空席をキープしてから乗車変更処理」はできないそうだ。もちろん、満席ならなおさらの話。
今回の場合、上記処理をするとキープした寝台が一旦空席になる。そしてこの日(8月11日)が少なくとも開放式B寝台は満席になっていることは、既に書いた通り。当然ながら「寝台」の空きを待っている客は、恐らく大勢いる。ゆえに、キープした寝台を「取消処理」した瞬間に、他の端末からの入力で取られる可能性が非常に高い……とは社員の方の説明。この人がJR券の発券に慣れている人でよかった。


下り「はやぶさ」及び「富士」では下松より立席特急券が発売されるが、席の指定を受けることはできない。また、下り「はやぶさ」B寝台禁煙席を下松駅から熊本駅まで利用するとして、電話予約センターで空席照会を試みたが、
はやぶさにはB寝台の禁煙席は付いておりません」
というメッセージが流れた。だから少なくとも下松から先、私がキープした寝台に寝台券を持って乗ってくる人は恐らくいないと思う。
そんなわけで、以前「きたぐに」に乗車したときと同様、車内で車掌に申し出て、「乗車区間の変更」を頼むことにする。果たして同じように扱ってもらえるのかどうか、この件は当日まで持ち越し。