テツモグラはいつももがいてます

はてなダイアリー「鉄道旅行とは巡ること」からの移行ブログです。鉄道を含む交通機関関連がメインだけれど実際には雑多ネタ。

JR貨物、2011年までの中期経営計画「ニューストリーム2011」を発表。

日刊工業新聞2008年3月13日付16面に、小さい記事ながら計画の概要が載っていた。
期間中に計1340億円を投じ、「安全・安定輸送の確立を最優先に、商品力の強化や情報システムを活用したサービス向上に取り組む」(同記事より)そうである。
さて、その記事の中で目に止まったのが、車両更新の件。設備投資全体のうち940億円を鉄道事業に充て、電気機関車90両、ディーゼル機関車15両、コンテナ車600両を新型車両と入れ替えるそうだ。
同社の鉄道事業はまだ赤字続きだから、何か手を打たねばならない。そして、老朽車両の入れ替えは車両の性能を揃えるという点で、非常に有効な手段だ。古い車両がなくなることを悲しく思う鉄道ファンもいるだろうが、鉄道会社が慈善団体でない以上、止めることはできない。むしろ、廃止される車両が分かり次第、カメラでその勇姿を記録に残してあげることこそ重要ではないか。
もっとも、これだけの額で2010年度の黒字化なんて達成できるのか、そっちの方が少々心配ではあるけれど……。