テツモグラはいつももがいてます

はてなダイアリー「鉄道旅行とは巡ること」からの移行ブログです。鉄道を含む交通機関関連がメインだけれど実際には雑多ネタ。

それは結局リニモ支援?

中日新聞2008年3月4日付朝刊20面「県内版」のトップに載っていた。
愛知県議会の一般質問で、神田知事は「エコモビリティライフ」推進のための新たな事業計画を発表した。その一つが「リニモ沿線をモデル地区とし、地理情報システム(GIS)を利用したバス情報マップを作成する」というもの。これにより乗り換え利便性の向上を図ると神田知事は言うが、リニモを利用した人なら恐らくその結末はだいたい見えていると思う。
焼石に水ではにゃぁーか?
愛知高速交通リニモ)の利用者数が伸び悩んでいる理由は、散々各方面から指摘されている通り、「利用する目的がない」という点だ。平日は大学生(愛知県立大学及び愛知県立芸術大学)の通学利用、休日は「愛・地球博記念公園」や某T社の私設博物館、長久手古戦場跡へのアクセス路線、強いて挙げるなら「愛知県陶磁資料館」へのアクセス路線か。それ以外に利用する目的は何一つない。だいたい、建設目的自体が「愛・地球博会場へのアクセス路線」で、終了後の事なんか実質的に何も考えていなかったんだから。だからGISなんぞ導入する前に、イベントを沿線でもっと開催しろと言いたい。
愛知県側が打つ手は何かちぐはぐである。