テツモグラはいつももがいてます

はてなダイアリー「鉄道旅行とは巡ること」からの移行ブログです。鉄道を含む交通機関関連がメインだけれど実際には雑多ネタ。

東京駅から西へ向かうブルートレインが全部消える?

来春のダイヤ改正で、いきなり急行「銀河」が消える。

はてなアンテナ」を張っていた「とれいん工房の汽車旅12ヵ月」に、朝日新聞11月18日付朝刊1面にある記事が掲載された、との日記が掲載された。そしてその翌日、「その続き」として、鉄道趣味界がこの朝日新聞の記事に一盛り上がりしたとも書かれていた。
例によって、アサヒ・コムの記事はこれだ。
http://www.asahi.com/travel/news/TKY200711170276.html
来年3月のダイヤ改正で、まず急行「銀河(東京〜大阪)」、特急「なは(京都〜熊本)」・「あかつき(京都〜長崎)」が廃止になるという。「銀河」の廃止は、まー、「時代の流れ」なんだろうな。東京〜大阪間が「のぞみ」で最速2時間25分。一方、価格ではJRバス関東・JRバス西日本の共同運行便「ドリーム大阪」号が、東京駅八重洲口〜大阪駅桜橋口間片道8610円で毎日運行中。「新幹線の始発より早く到着する」メリットを前面に押し出しても、価格面で夜行バスに負ける。それもグループ傘下のバス会社に! 結局、あの高い寝台料金を下げない限り、利用者からはそっぽを向かれ続けるんだろう。
一方、「なは」と「あかつき」の廃止は「ちょっとえー?」な感じだ。「あかつき」は指定席車両や一人用個室、2人用個室も備えていただけに、「ちょっと営業努力が足りなかったんじゃないの?」とJR西日本に問い詰めたくなる。到着時刻や価格の面では高速バスに負けるけど、高速バスは増便が観光バスタイプだった場合、眠れないことが多いからなぁ。いや、名古屋〜長崎間の高速バス「グラバー号」でそういう目にあったもので。

2009年春のダイヤ改正で、九州行寝台列車が全廃?

しかし、廃止されるのは「銀河」だけではなかった! 「はやぶさ(東京〜熊本)」・「富士(東京〜大分)」が、いずれも2009年春のダイヤ改正で廃止にするという話。この件はJR各社担当者間で調整済みだとか。さらに、北海道行特急「日本海」「北斗星」は2往復から1往復に減便という。
分かったよ。例によって「確実に儲かる列車だけ残してあとは廃止」なんだね。


実はですね、四国行きの旅行記録、まだ<div>要素振ってHTML化してないんですorz。写真もつけてアップロードしないと、ホームページ見に来てくれる人余計にいないじゃん。それやんないと忘れそうで大変だよー。いや、とりあえずその前にもう11月だぞ。冬の旅行はどこへ行くんだ? 南東北は封印、金沢は行った、関西はもういい、北海道と九州は高すぎ、高山は「酒倉公開」がないとやだー。あー、こんなこと考えてたらもう11月どころか12月じゃねーかよ。仕方ねー、本屋で「旅の手帖」と「鉄道ダイヤ情報」立ち読みするか。ほほう、「旅の手帖」は「夜行列車」特集か。「鉄道ダイヤ情報」は、ぬわにいーぃっ、「SL津和野稲荷号」運転かよ! C57か、C51−1牽引なのか? だったら冬は「秋芳・萩・津和野ゾーン」で下関にふく食いに行ってやる! 秋芳洞に入ってやる、津和野でSLに乗ってやる〜! よし、これで、ファイナルアンサー? ファイナルアンサー! え、四国行きの旅行記録? どーせ誰も見てないんだし、後回しでいいじゃん。さっさと計画立てるぞ。タイムリミット11月30日!


……って暴走列車と化していた矢先にこれですから。
四国旅行の旅行記なんかもう後でいい! 誰も見てねぇ、関係ねー、おっぱっぴー!
……暴走状態に拍車がかかる。当然「暮れの鉄道旅行計画さっさと立てるぞ」モードにスイッチ。
……いや、それ以前に「九州方面行寝台列車が消える」件については?

平均乗車率21%〜「ブルートレイン」ブームは過去の話。

寝台特急」の中でも、客車列車はその塗装から「ブルートレイン」と称され、一時期はそれに乗ること、車両を撮影すること自体が大人や子供たちの趣味にもなっていた。そういう時代があった。
しかし今、新幹線全盛の時代に子供の興味はゲームソフトにほぼ移り、さらに寝台料金の高さと到着時間の遅さから、旅行で「ブルートレイン」を利用する人は激減していった。それが平均乗車率21%という数字に現れてしまった。
数値が与える影響は、常に大きい。


プレミア付きでないと生き残れないのか?
寝台料金を下げても無理なのか?
JR各社は営業努力をしていたのか?
九州行き夜行列車が完全に消えた場合は、翌日を迎えて停車する各駅の周辺において、地元観光関連業界への影響が少なからず出てくるので、その点も心配である。
とにかく、今は
「あの情報? ああ、1年ほど先送りするって」
と覆ってくれることを祈るだけだ。