テツモグラはいつももがいてます

はてなダイアリー「鉄道旅行とは巡ること」からの移行ブログです。鉄道を含む交通機関関連がメインだけれど実際には雑多ネタ。

「ムーンライトながら」よりは取りやすいのか。

新潟中越沖地震の被災者の方々に対しては、一日も早く元の生活に戻れることを祈っております。まぁ、祈っただけではだめだって分かってるんですが、私が出せるのはわずかなお金ぐらいしかないですから。


で、前回の続きです。
ムーンライト高知」カーペット車指定席取れました。
発売開始後1日経ったぐらいでは全部なくなることはないだろうと考えていたんですが、全部なくならないどころか、カーペット車席が取れたとは。


臨時夜行快速「ムーンライト高知」には「カーペット車」が連結されています。「カーペット車」が分からない人のために少しだけ説明しておくと、これは床より一段上がった台の天面に薄手のカーペットを貼った車両です。毛布と枕が備え付けてあり(ソバガラとかテン○ュールなんて高級なものではない)……そう、フェリーの2等客室。あんな雰囲気と思っていただければイメージしやすいかも知れません。
寝心地は期待できないけど、座席車よりはマシ。結構人気もあるようです。事実、去年(http://d.hatena.ne.jp/tetsumogura/20060811/)の四国行き旅行で実際に「ムーンライト高知」を利用しており、8月11日京都発同列車のカーペット車は満席でした。これはもしかしたらカーペット車席だけ数日で売り切れるのかもしれない。早めにJRのマルス端末を操作してもらわないと、と考えました。
ところが17日夕方、発券された指定席券を取りに行って、カーペット車の前の方の席が取れていました。まさかと思い、念のため普通車指定席の方を調べてもらったら、17日夕方時点で、普通車指定席にはまだ空席があるっていうんです。
快速「ムーンライトながら」の同時期における発券状況とは全く違うようです。

いえいえ、やっぱり早めに動かないと。だって「ムーンライト高知」は

と、ここで「だから発売開始後1週間経ってからでも取れる」なんて書くと、確実にウソになります。何しろ「ムーンライト松山」も「ムーンライト高知」も3両編成の上、列車の各車両とも座席数が少ないのですから。この車両ごとの「座席数」については、ジェイ・アール・アール発行の「列車編成席番表 JR・私鉄’07夏秋」を見ればすぐに分かります。
ムーンライト高知」は日によって、グリーン車のみで運転される場合と普通車を連結する場合があります。しかしいずれの場合も、連結されるカーペット車は「各区画4席×5区画」=20人分しか空きはありません。その上、この車両には「女性専用席」というのがあります。「女性専用席」については掲載されていませんが、前回と同じ車両なら4番及び5番の計8人分が専用区画になっているはずです(今回の旅行が実行できれば、その辺についてちょっと書いていきます)。男性も利用できる「席」がカーペット車には少ない、これが「ウソになる」の理由なのです。
ちなみに「ムーンライト高知」の他のグリーン車はというと、「3列シート×11席」=1車両33人。グリーン車のみでの運転時はカーペット車の前後に1両ずつ連結、普通車を連結する日はグリーン車1両を置き換えると、はっきり同「席番表」に書いてあります。座席車はカーペット車よりも座席数が多いので、カーペット車の座席(区画)が取れなくてもこちらにまだ空席が残っていることがあります。

普通車指定席は時間が経てば埋まる。

さて、前述「ムーンライト高知」に連結される普通車、座席数はいくつかというと、これが64席(各列4席×16列)しかありません。「ムーンライト高知」に併結される京都〜松山間夜行快速列車「ムーンライト松山」も、普通車は各列4席×(18+16)=136席。この列車が運転される時期は、「青春18きっぷ」の利用可能期間。快速を含む普通列車普通車指定席を利用する時は、指定席券を別途購入すればこのきっぷで乗車できます。しかしグリーン車指定席はグリーン車指定席券を買っても乗車できません。故に、上記2列車の普通車指定席には、四国へ夜行快速で行きたい「18きっぱー」が殺到し、グリーン車指定席よりも早く満席に到達します。17日夕方時点で空きはあっても、今日はそこから3日も経っているので、明日の朝から取りに行っても恐らく無駄足に終わるでしょう。
まぁ、この時期の「ムーンライトながら」よりはマシですが。

牌が揃ったので、いよいよ計画立案、かな?