テツモグラはいつももがいてます

はてなダイアリー「鉄道旅行とは巡ること」からの移行ブログです。鉄道を含む交通機関関連がメインだけれど実際には雑多ネタ。

TOICAのシステム

「Suica」「ICOCA」と同じじゃないか!

id:tetsumogura:20060224:p2に書いた「TOICA」の件。
PDFファイルを見たが、

  • カード(システム)の名称及びカードのデザイン
  • カード利用による乗下車の方法
  • 利用可能区間

しか書かれていなかった。
「Suica」あるいは「ICOCA」との相互利用について、何の説明もないのだ。
カードのデザインは見た感じでは、以前私が東京見物で使用した「Suica」に酷似している(色が違うだけ?)。そこまでやっておいて「うちではSuica、ICOCA使えません」なんて言ったら、首都圏や関西圏から来た乗客の中から、
「何で導入したんだ!」
なんて怒鳴る人が出てくると思う。
?マーク付けたくなるよな。

IC乗車券導入のメリット?

IC乗車券の真のメリットは、偽造とかキセルの予防というより、

  • 他社ICカード決済システムとの相互利用

ではないか? キセル防止なら、名鉄小牧線から順に導入を開始した「乗車駅確認システム」を導入すればいいし、偽造防止には(金がかかるが)特殊な刷り込みを施せばいい。
「相互利用」の最たる例は「PiTaPa」だろう。関西圏の私鉄で作る「スルッとKANSAIネットワーク」に導入されたIC乗車券システムで、Suica・ICOCAが「チャージ」によるプリペイドシステムなのに対し、「PiTaPa」は金融機関口座からの代金引き落とし「ポストペイ」方式だ。この違いから、「PiTaPa」はそのままではSuica・ICOCAに対応できない。しかしスルッとKANSAI協議会は「オートチャージ機能(一定額を自動入金し、後程指定口座から引き落とす機能)」を「PiTaPa」に付けて、Suica・ICOCAに対応させてしまった。相互利用は「メリットあり」と見て、機能を付けたのだ。
そのくらい、「IC乗車券システムの相互利用」というのは、公共交通機関各社にとってメリットがあるということ。
もう一度振り返ってみる。JR東海の「TOICA」はSuica・ICOCAと相互利用可能だったか? 何も書いていない。
対応しろよ!