テツモグラはいつももがいてます

はてなダイアリー「鉄道旅行とは巡ること」からの移行ブログです。鉄道を含む交通機関関連がメインだけれど実際には雑多ネタ。

「岡山・倉敷ぐるりんきっぷ」入手しました。

前回:id:tetsumogura:20051129
それ以前については省略m(_ _)m

「岡山・倉敷ぐるりんきっぷ」緊急手配しました。なぁ〜ぜぇ〜?

旅行中止にしなきゃならんかと思ったよ。
一昨日(11月30日)、仕事の帰りにふと日付を思い出し、
「まさかな・・・」
と思いつつも、日頃JRのフリーきっぷ発券でお世話になっている某旅行会社支店を訪ねた。
「あの、空席紹介をお願いしたいんですが。12月30日発の<のぞみ41号>の指定席なんですけど」
「ああ、のぞみ41号ね。どこからどこまで?」
「名古屋から岡山まで。1日で売り切れるなんて、そんなことは(笑)・・・」
「(タッチパネルを操作しつつ)ああ、あるかも知れませんね。・・・あと18席ですね」

フギャァーッ!

ほんと、この時期って取りにくいんだなぁ。

「岡山・倉敷ぐるりんきっぷ」とは、こういうきっぷ。

パンフレットには商品の概略しか書かれていない。
しかし、発券されたきっぷには細かな注意点がいくつも書いてあり、中には、このきっぷを使う上で重要なことも記載されている。
以降、特にこれは、と思う記載事項を拾い出しておく。
自由周遊区間、有効期限、15ある入場可能な施設の概要などは、もうパンフレットに記載されているのでここでは述べない。
まずは、発券が完了したこの切符の構成から。

  • 「岡山・倉敷ぐるりんきっぷ」(以降、ぐるりんきっぷ)の構成
    • ゆき券(指定券サイズ)
    • かえり券(指定券サイズ)
    • このきっぷの案内(指定券より長さが2cmほど長い)
    • ぐるりんパス本体(上記と同じ大きさ)
    • 倉敷チボリ公園入園引換券」(上記と同じ大きさ)
    • 大原美術館・児島虎次郎記念館入館引換券(上記と同じ大きさ)

以上、本体は案内も含めて6枚。足りなければおかしい。

行き券・かえり券の取り扱い

  1. 往復の新幹線はのぞみ普通車指定席も利用可能。
  2. 乗車前に必ず駅窓口等で座席の指定を受けるよう指示されている。
  3. 帰りの列車が未定の時は、岡山・倉敷地区の主な駅の窓口で座席の指定を受けることができる。
  4. 指定券を持っていない場合は普通車自由席のみの利用になる。
  5. 乗り遅れたら当日中に限り、後続列車の普通車自由席が利用できる。(翌日以降の場合は乗車券部分のみ有効。)
  6. 最初の下車駅で行き券は回収される。(途中下車・乗車変更不可。)
  7. 行き券はかえり券等を伴う場合にのみ有効。

まず、途中下車や乗車変更(乗り越しや購入後の行き先変更)ができない点は、他の「とくとくきっぷ」と原則的に同じだ。1番目、2番目、6番目と7番目は読んだ通り。
上記の3番目から5番目の項目は覚えておいた方がいいと思う。特に5番目の()内には要注意。「何等かの事情で指定列車に乗れず、翌日以降の列車に乗ることになった場合は、改めて特急券を買い直す」ということだ。指定席券を発券したかどうかは、
「○月○日指定券発行」
のスタンプが行き券(帰りの場合はかえり券)に押されるので、ごまかしようがない。

「ぐるりんきっぷ」本体について

  1. 利用時には、かえり券と「ぐるりんパス」を現地窓口等で同時に見せること。自由周遊区間内での乗車も同じ。片一方のみの提示ではダメ。
  2. JR自由周遊区間内は普通列車普通車自由席のみ乗車可能。
  3. 自由周遊区間以外での途中下車はできない。
  4. 入館対象施設が休館日であってもその分の払い戻しはなく、当然、ぐるりんパス自体の払い戻しもしない。
  5. 岡山電気軌道路面電車のみ乗車可能。

かえり券と「ぐるりんパス」の同時提示でないとダメなので、この2枚だけは常時持ち歩くことになる。何か紛失しそうな気が・・・ヤバ。
次に、JRの自由周遊区間内で特急(瀬戸大橋線を経由する全特急・急行)が利用できない。ちょっと辛いが仕方がない。児島や下津井へ行く場合、時間帯にもよるが、倉敷から下電バスを利用した方が確実かもしれない。
そしてもう一つ、岡山電気軌道の自由乗降区間路面電車に限られている。岡電バスは利用できない。要注意!

倉敷チボリ公園」及び「大原美術館・児島虎次郎記念館」への入場

  1. 専用の券とかえり券を窓口に提出し、入場券(もしくは共通入館券)と引き換える。
  2. 倉敷チボリ公園」へ再入園する時は、再入園ゲートへ直接行く。
  3. 大原美術館・児島虎次郎記念館」は、共通入館券に引き換えた当日だけ、入館及び再入館することができる。

倉敷チボリ公園へは、きっぷの有効期間中に限り何度でも入れるが、通常の入場口ではなく、再入園ゲートへ行ってほしいとのこと。間違えても恐らく係員が教えてくれるだろう。
大原美術館・児島虎次郎記念館への入館は、共通入館券を引き換えた当日限り。前以て共通入館券を入手後、金券ショップ等で転売する行為を防ぐ目的も持っていると思う。


ここから先は、きっぷに記載されていないことも一部交えて書いていく。

特急券の発券及びその他

  1. 払い戻しは未使用で有効期間内に限り、購入場所でのみ受け付ける。
  2. 払戻手数料は「特急券1枚につき320円×枚数+きっぷ本体210円」の合計額、という話をもらった。
  3. プッシュホン予約により指定席を確保しても、このきっぷで発券することができなかった。
  4. 発券された特急券は「0円券」で、禁煙・喫煙席の指定はできる。

払戻手数料の話は買った某旅行代理店支店で聞いたもの。指定席券の発行枚数にかかわらず一定額かと思ったが、そうじゃない様子。
困ったのは、プッシュホン予約により確保した席で指定席券が発券できなかったこと。機械の発券制限か、それともそういう特急券発売のシステムか?


最後に、あとは宿泊先の手配を残すのみだと書いて、本日の分は終わりにする。それではまた次回。