テツモグラはいつももがいてます

はてなダイアリー「鉄道旅行とは巡ること」からの移行ブログです。鉄道を含む交通機関関連がメインだけれど実際には雑多ネタ。

映像で見ただけでも「火祭」は衝撃的だ。

今日の事である。
岐阜放送の「阪神戦」ナイター中継終了後、恐らく時間調整だと思われるが、ある祭りの映像が放送された。手力雄神社の「火祭」、通称「手力の火祭」である。最初に出て来た神輿、そこから突如、爆竹の音と同時に噴き上がる火の粉、そして神輿が向きを変えた時に見えた「手力」の文字。岐阜放送で放送されなくても、恐らくすぐに分かっただろう。
実を言うと、この祭りを一度も「生」で見たことはないのだ。よって、この祭りが「花火を使う」ということ、そして勇壮な奇祭であることは知っていても、それ以上の情報は持ち合わせていなかった。見た時の衝撃は・・・。

映像から理解できたこと。

その映像がいつ撮られたのかは分からない。今年かもしれないし、去年かもしれない。しかし、それを見ていて、いろんなことが分かった。

  • 滝花火から降り注ぐ火の粉の中を、花火をいくつも付けた神輿を担いで男たちがくぐり抜ける。当然、花火に火が付く。噴出花火からは火の粉が上がり、足元では爆竹がはぜる。相当派手な音の中でやっていることになる。
  • 鐘をかついだ若者たちが、降り落ちる火の粉の中で鐘を鳴らし続ける。降り注ぐ、その真下に彼らは行く。近くにいる付き人が安全管理をきちんと取っているのだと思う。
  • 綱火*1を使い、それを点火元にして遠く離れた提灯に火を付ける。提灯にも仕掛けがしてあって、ただ火が付くだけじゃなかった。
  • 車輪型の回転花火も、手筒花火も、爆竹も、乱玉花火もあり。映像の最後では、乱玉花火から「蜂星*2」が飛んでいた。とにかく、「火祭り」の名に恥じぬ、徹底された「花火づくし」。

見たあと、これ以上言葉では語れないし、語ることなどできないと思った。
絶対、生で見たい! しかし、その開催日は「毎年4月第2土曜日」で、もう今年は終わってしまった。こんなすごい祭りだと知っていたら、「名鉄時刻表」をバッグに入れ、さっさとカメラを持って撮影に行っていた。もったいない!orz

もしかしたら今年もやるかもしれない「手力の火祭り・夏」

ところが。
私の記憶を一瞬疑ったが、調べて正解だった。個人さんのHP内に、去年の開催日に関する情報が残っていた。何かって? 春に行った「手力の火祭り」を夏にも行う、その名も「手力の火祭り・夏」である。去年、たまたま「全国選抜長良川中日花火大会」の会場に行った際、交通規制予告看板に開催する旨の内容を見つけたような、そんな記憶があった。
http://homepage2.nifty.com/naka-30/gifukenn-hanabitaikai.html
ただ、ここでも触れられているとおり、やるかやらないかは6月頃に主催者から発表される。名鉄沿線では、今年開催される花火大会の開催予定日を掲載したパンフレットを、時期がきたら主要駅で配布するはずである。行くかどうかは、パンフレットを見て、日程を確認した上で決定することとしたい。開催日が分からなければ動きようがないのだから。

最後に、お約束の情報ページ。でも各自で探した方が早い(T_T)

取り敢えず、岐阜市HPより、観光ガイド。
http://www.city.gifu.gifu.jp/kankou/matsuri_06.html
そして、Googleの検索エンジン。検索キーワードは2タイプ用意してみた。
google:手力雄神社 火祭り
google:手力 火祭り
お好きな方でどうぞ。とにかく、8月に「再演」するかどうか? それが全てです。

*1:火薬を詰めた筒をロープに沿って動くように取り付け、火を付けてロープの下を走らせる花火。愛知県では豊川進雄神社(とよかわすさのおじんじゃ)の例大祭で奉納されるものが有名らしい。参考URLhttp://www7.ocn.ne.jp/~fujiiya/annai.html豊川市のうなぎ屋「藤井屋」のHPから でも同じ「綱火」という字を使う祭りはまだ他の地域にもある。

*2:こういう言い方で合っているのかどうか? 飛んだ上空で回転する花火星。しかし映像を見る限り、どうも打ち出されていた花火星はそれ一種類だけではなさそう。