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はてなダイアリー「鉄道旅行とは巡ること」からの移行ブログです。鉄道を含む交通機関関連がメインだけれど実際には雑多ネタ。

Linuxザウルスの予備機?:NEC「Mobile GearⅡ」 MC/R330

今回の「ザウルスバッテリー切れ」で、改めて威力を思い知らされたものがある。NEC製「モバイル・ギアⅡ」MC/R330だ。
搭載OSはWindows CE2.11。Pocket WordやPocket Excel、Pocket Access、Pocket PowerPointの4点にPocket Internet ExplorerまでROM内蔵という形で提供されているが、今発売されているPDAの搭載OSよりはるか下である.Pocket Internet Explorerに関しては、フレーム表示ができていない。変換速度もザウルスより遅い。メモリは16MBで、データ記憶領域とOSを含むプログラム実行領域を兼ねるため、いくつものソフトを動かそうとすると「メモリ不足」エラーで実行できない。何よりも画面は640×240ドット、4階調モノクロバックライトなし液晶である。だいたい、CPUがVr4121なんつー・・・だめ、CPUのスペックだけは分からない。orz
とにかく、今から10年も前の旧世代機。しかし、この機種にしかできないことが、実はある。それは「単3アルカリ乾電池とバックアップ用CR2032リチウム電池があれば、いつでも動かせる」ことだ。OSと必要最低限のソフトはROMに書き込まれているため、バックアップ用電池が切れてもプログラム自体は消えない。電池がすべて0になれば、RAM上のデータはすべて消えるが(フラッシュメモリを使っているため)、必要なデータはTypeⅡのPCカード型ハードディスクにコピーするか、TypeⅡカードスロットに装着できるメモリカードリーダー/ライターがあるので、それを経由して適当なメモリカードにバックアップを取れば済む。充電器を持って歩かなければならないZaurusとは違い、筐体こそ大きいが(SL-C760と厚みはほぼ同じで、SL-C760の短辺のほぼ3倍がMC/R330の長辺)、電池さえあればいつでも立ち上げられるメリットは絶大である。
実は今書いている日記も、電池のみで動作させているMC/R330にAirH"「AH-H403C」を挿し、その上でポケットインターネットエクスプロ―ラーを立ち上げて書いている。電池はアルカリではなく、松下電池工業の「パナソニック オキシライド乾電池」を使用。ネット接続開始から3時間経つが、「コントロールパネル」内「パワーマネージメント」に表示される電池残量は100%のままである。ニッケルマンガンやリチウム乾電池でもいけるかもしれない。


ということで、しばらくZaurusとモバイル・ギアⅡを併用していくことにする。