テツモグラはいつももがいてます

はてなダイアリー「鉄道旅行とは巡ること」からの移行ブログです。鉄道を含む交通機関関連がメインだけれど実際には雑多ネタ。

同1日目

品川で下車

うとうととし始めて目が覚め、を繰り返し、気が付くと大船駅に到着していた。窓越しに外を眺めつつ、「目を覚まさせて」いく。
車内放送で「品川に到着」の案内。荷物をまとめて降りる準備。定刻通り、「ムーンライトながら」は品川駅に到着した。
品川駅改札口にて一旦出場。コインロッカーはどこかなと辺りを見渡すと、向かい側の改札口に案内が出ていた。何だ、連絡跨線橋上にあるじゃないか。荷物を放り込み、急いで7番線へ。5時10分発普通小田原行きに乗車する。列車は定刻通りに発車した。

川崎駅で乗り換え

川崎駅到着は5時18分。既に6番線に立川行きが停車していた。5時21分発立川行きだ。ところが、列車乗り換え撮影をしていたら発車してしまった。ノー……orz
結局、先に書いた通りの乗り継ぎになった。
南武線立川行き、車内はまだがらがら。

奥多摩行き普通に乗車

立川駅には6時24分に到着。跨線橋上の立ち食いソバ屋にてコロッケそばを頂く。ふむ。食ってから2番線ホームに降り立つと、もう奥多摩行き普通がいた。車内は空いていたが、スーツ姿の乗客と明らかに登山装備の乗客が両方いた。
列車は定刻通り発車した。

古里駅到着

7時52分着。発車は7時54分だったから、やはり1分遅れだった。
ここからいよいよ鳩ノ巣渓谷散策に入るが、山の奥でPHSは使用できない。


寸庭橋からの眺めはよかったが、トレイルコースのところどころで、崩落箇所に仮の修復(木材で仮の橋を架けるなど)がされていた。

それよりも問題なのが、この橋。今日の時点で、踏み板が一枚ない。
河原に降りて渡るしかなかったのか? しかし河原は途中で川の流れにより分断され、石を積み上げた堰があるだけだった。あそこを渡るのだろうか?
無事御岳山登山道との分岐点に来れたからいいが、遭難したらと思うと……。

これは奥多摩に着いてから分かったことだが、奥多摩駅前の観光センターに掲示中の「危険地帯」を示す地図に、この地点が既に記録されていた。
何のことはない、奥多摩ビジターセンターか奥多摩観光協会に事前に聞かなかった、そう、全部私が悪い。


さて、本編に戻る。下の画像が本コースの目的地、鳩ノ巣渓谷。ちなみに、ここにはJR青梅線鳩ノ巣駅から歩いて来れる。古里〜鳩ノ巣間は以上のような理由で危険なため、本コースは当分の間、鳩ノ巣からスタートすること。

とは言っても、途中、散策コースの道が崩れかけているところがあったり、あるいは鳩ノ巣渓谷から白丸ダムへ向かう途中、急な階段が現れたりするが。あと、「マムシ注意」なんて札もところどころに吊り下がっていたりする。
ともかく、白丸ダムも見て数馬峡橋も通って、白丸駅に辿りついたのが11時42分。3時間ではなく3時間30分かかったのは、「止まっては撮影」を繰り返していたからだ。そういうことにしておいてくれ。orz
この後、白丸駅12時2分発奥多摩行きに乗車し、奥多摩駅で降りて奥多摩観光案内所と奥多摩ビジターセンターを訪ねた。埼に話した通りの情報を確認し、奥多摩温泉「もえぎの湯」に移動した。

もえぎの湯

利用者区分 基本料金(2時間まで・円) 追加料金(1時間毎・円)
大人 750 200
小人 400  
心身障害者大人 450  
心身障害者小人 200  
未就学児 0  

って書いてあったと思う(現地にて確認を)。
入湯税込みだがタオルの貸出はないようだ。フロントで売っているようなので、これも要確認。
ここの清算方式は変わりダネ。まず靴箱に靴をいれ鍵を掛けて、その鍵をフロントに渡すと入浴料支払いと引き換えに脱衣場のロッカーの鍵を渡してくれる。この鍵にはバーコードが付いていて、これで2階食堂での食事代金と土産物の支払い代金を合算し、フロントにこの鍵を戻した際に清算するのだ。
泉質はフッ素泉と聞く。
帰りに68歳だという男性と会った。駅までの帰り道、話をしているとやはり山に登るには技術と体力が必要だと言う。最初は無理して高い山に登らなくてもいいから、少しずつ少しずつ足を慣らしていくのだ、と。歩き方からしてぜんぜん違う。愕然。orz
毎月(毎週? まさか)2つの山を登るとか言っておられた。
遭難事故で怪我とか最悪、死亡とかにならぬ事を祈る。

沢の井

写真は撮影しなかったが、小澤酒造にも行った。
奥多摩駅に14時2分に戻ってきて、それから
奥多摩14:13(普通/青梅)14:35沢井
途中、御岳駅で小学生の一団が乗ってきた。引率している先生に話を聞くと、自分たちは国分寺の小学校から来て、御岳山に登って今から帰るところだという。女の子の隣に座りたがらない男の子をちょっと茶化してやったり(酒に酔った勢いで)したが、茶化されそうなのは私かもしれない。御岳山へは「バス〜ロープウェイ」の登頂ルートがあり、「山と高原地図23 奥多摩」ではロープウェイの駅は山頂から結構近い。
「御岳山も登ったことないの〜」
なんて。


駅に到着して南口から出た。階段を降りると目の前に沢の井園への案内看板があった。ちょっと急な坂を下ると、左手は工場だ。信号のある交差点に出てこれを渡り、左に進んで約1分、沢の井園が右手下に見えてきた。
工場見学は沢の井園の売店に申し込むのだが、結構客が中にいて「受付終了かな」と思った。売店の係員に聞くと、まだ大丈夫だとの事で安心。


さて、ここの酒蔵見学は同社HPでの説明通り、予約制が基本でそこに当日枠が加わる。時間は1日4回で人数も限定されるから早めに来たほうがいい。今回は最終回(15時)に参加した。
この日の最終回は、製造部で社員の教育係を務めるという方が案内役を担当していた。この案内役は平日が基本的に製造部、土曜・休日は別の部署が担当し、休日は社長自らが担当することもあるそうだ。この方式は私は聞いたことがなく、どうやら社長の立案だそうで、そりゃあ「逆らえない」わけだ。冬の仕込みの時期もやるため、時間のやりくりが大変なんだ、とは案内役の弁。
それにしても、来てよかった。案内役が教育係だったものだから、「一応日本酒の醸造に関する資料を作りましたが、βでんぷんをα化すると説明している辺りで皆さん眠ってしまうので、すっ飛ばして蔵の中を案内します」
などといきなり裏ネタから入ってくれる。
創業当初からあると言われる元禄蔵、口噛みの酒の話、朽ちた杉を再利用して作られた仕込み桶(特定の酒の「仕込み」にしか使わないそうだ。保存・熟成はふたの隙間から雑菌が入るということで、金属製のタンクにちゃんと移しかえる)、精米関係、ろ過関係、明治時代に作られた蔵、熟成中の古酒に関する話(現物を前にしての説明)など、裏ネタを交えながら面白く話してくださった。最後に、仕込み水をくみ上げて作った池を見て、待合室に戻って試飲をして終える。
さて、見学を終え、酒を買ったところで時間を見ると16時。次の電車は16時8分発。荷物をまとめ、慌てて坂を駆け上がる。何のために奥多摩で温泉に入ったのやら。
沢井16:08?(普通/青梅)16:22青梅

青梅を少しだけ散策。

1時間だけ青梅市内に入れそうだから、青梅の資料館に一つだけ入ることにした。迷ったが、昭和レトロ商品博物館を選択(大人300円)。学研の「電子ブロック」が目に付いたのは、私がその時代の生まれだからだw。名画座ギンレイホール提供による映画ポスター展もおもしろかった。知っている映画のポスターがあると、しげしげと眺めてしまう。
あとは2階にも上がった。小泉八雲の「怪談」に収録されている「雪おんな」、その話の元は青梅(旧西多摩郡調布村)の使用人が話した地元の伝説だという、そういう研究結果が出ているとか。てっきりあれは東北地方の物語を元にしていると思っていただけに、これは意外だった。
帰りは
青梅17:17(快速/東京)18:28新宿
新宿18:29(山手線/内回り?)18:48品川
と戻って、品川駅構内のコインロッカーから荷物を出し、そのままホテルへ向かった。


この後、新橋の飲み屋へ向かったことは言うまでもない。