テツモグラはいつももがいてます

はてなダイアリー「鉄道旅行とは巡ること」からの移行ブログです。鉄道を含む交通機関関連がメインだけれど実際には雑多ネタ。

先日(2005年6月10日付)中日スポーツ最終面「現場発」から

うちの会社は社員の福利厚生(?)のためか、中日スポーツを購読してくれている。その日も昼休みに同紙をしばらく見ていたが、その中で、最終面「現場発」に目が止まった。
そのコラムは同紙の記者が尾鷲市にて執筆したもので、熊野古道で起きた「遭難騒ぎ」についてのことだった。
事件はこういうことらしい。バスで熊野古道へ散策に向かった客が一人帰って来ない。遭難かと警察が捜索を始めたら、何のことはない、バスに間に合わないと思った本人が電車を使って帰宅し、あとで自宅から連絡を入れた。それで一件落着したということだった。
バス会社等への連絡はともかく、問題はその人が携帯電話を持っていなかったということだ。もし持っているのがPHSだったとしても結局は持っていないのと同じ。なぜなら、PHSは送受信に使う電波の出力が小さく、専用のアンテナが近くにないと電波を送受信することができないからだ。この事実は、先週の「JRさわやかウォーキング」で奈良井宿入りした時にはっきり分かった。アンテナが見当たらず、「圏外」の表示が私のPHSに出たままだったのだ。
というわけで、山とか山奥に行く時、非常連絡用の手段として有効なのは公衆電話ではない。PHSでもない。携帯電話を所持することである。敢えて言うなら、プリペイド式ではなく、きちんと携帯電話会社と利用契約を交わした形で使用したいところ。でないと、いざ使わなければならない時、契約が終了していました、では話にならないのだから。ただし、災害が起きた時の非常通信にはなぜかPHSがいいという意見がある。通信回線の確保の仕方にあるようなんだが・・・う〜む。


そうだ、携帯電話を所有する以前に、
登山やハイキングを簡単なものと捉えるな!
装備はきちんと揃えよ。無理かなと少しでも感じたら諦めよ。これを書いておかないとこの項は締められない(苦笑)。