テツモグラはいつももがいてます

はてなダイアリー「鉄道旅行とは巡ること」からの移行ブログです。鉄道を含む交通機関関連がメインだけれど実際には雑多ネタ。

JRさわやかウォーキング 醒ケ井編

出発は遅い。

名古屋9:30(新快速米原行き)9:59大垣
ここで前寄り4両を切り離す。
「大垣10:06(普通米原行き)10:35」
 が本来の出発だが、時刻表より1分遅れでの発車。しかし米原での乗り換えをする訳でもないので問題なし。米原方面から大垣終点?の電車が来ていたし、運転士は同5分には運転室でハンドルを握っていた。だいたい、1分程度の遅れをいちいち言っていたらきりがない。山手線なんかどうするんでしょう?。あ、違う?
垂井を出るとすぐ、陸橋の下をくぐる。この陸橋は昨年秋に垂井駅で開催された「さわやかウォーキング」で実際に通ったもの。あの時は相当長いコースをたどったと記憶している。関が原からはいよいよ山の中だ。上下線が別れ、それぞれトンネルへ入る。出ると国道が左から寄り添う。柏原を出ると、しばらくして右側に新幹線の高架が見えた。車両が通過する。カモノハシ・・・500系か、700系か? 近江長岡駅はホームがきれいにアスファルトで舗装されていた。出発してすぐ、上り「しらさぎJR西日本型車両と出会う。目的駅の醒ケ井駅へは10時35分到着。もう歩いてきた人がいるようで・・・。受付は8時30分だと思ったが、2時間で歩いてきた人がいたって事か?

往路は醒井養鱒場まで。

10:49スタート。横断歩道を渡り、突き当たりを左へ向かう。すれ違いにツアー客と出会う。10:55、米原町醒井宿資料館に入る。大人200円(「問屋場」と共通)。倉庫として使われていた旧・醒井郵便局局舎を3年前に資料館として一般向けに開放した。1階は無料だが2階に入るのは有料。事務所の奥が入り口になっており、上がる階段は当時のものそのまま。ちなみに2階に展示中の文書は「江龍文書」と呼ばれるもの。昭和63年に長浜の古物商から当時の米原町(今の米原市)に対して、「醒井の江龍家に伝わる古文書の売却」についての話があり、その量から米原町醒井宿に関する重要な古文書と判断し買い取りを決定したという経緯を持つ(同・資料館内の説明文「醒井宿を知る宝の山 〜江龍文書〜」より)。実際、のちに資料分析をすると本当に醒井宿の資料だと分かり、今は米原「市」教育委員会の管理下にある。
11:11、資料館を出る。11:22、「問屋場」を経由して「居醒の湧水」へ。加茂神社の石垣から地蔵川へ湧き水が流れ出している。加茂神社の上は名神高速道路が通っているが、ここから湧き出す水は透き通っていて、何にも汚染されていない。それを守るため、地区では上下水道を完備し、汚水は地蔵川へ流さないという方針を貫いた。だから今、あれだけきれいな川がある。
11:36、「醒井宿資料館」の係員(シルバー人材センターから派遣のおじさん)より教えられた、了徳寺の「御葉附銀杏(おはつきいちょう)」を見ることにする。さすがにギンナンは生っていないが、銀杏の木にしては幹回りが太い。説明看板によれば、周囲約2.5m、高さ約12m、樹齢約150年の雌株とのこと。名前の由来にもなる「御葉附」とは、葉脈が次第に太くなり、その先端が太くなって銀杏(ぎんなん)ができる、この木ならではの特徴を示している。昭和4年12月17日、国の天然記念物に指定され、今も木には葉が生い茂る。先を急ぐ。青果屋から分かれる道を駅方面ではなく、高速道路と併走する方へ進む。西行水(水琴窟がある)を11:50に通過した。出て歩くと、名神高速の下を抜ける道路(隧道?)がある。ここを抜け、醒井小学校の左側を抜けて川へ。枝折地区内の地図看板がある交差路に着いたら左へ向かう。真っすぐ川沿いに進めば「天神水」がある。12:06「天神水」を出発。元来た道を戻って、先程の看板がある交差路を、今度は左へ向かう。12:20、突き当たりの丁字路を右へ向かう。そのまま向かうと川沿いの道路に出る。左に曲がって、それからひたすら歩く。石久仏壇店前通過、12:35。いぼとり地蔵(いぼとり水)到着が12:40。「天神水」から36分かかった。少し足を休めて出発。先の丁字路を右へ曲がる。ここから上り坂が続く。12:55、醒井養鱒場到着。大人350円が280円、子供120円が96円。一般団体料金(2割引)になるようだ。せっかくだからぐるりと一周してみる。

醒井養鱒場

ここは「滋賀県醒井養鱒場」といい、その名の通り、県の管理下にある。養殖されているのは「ニジマス」だが、「イワナ」も養殖されている。さて、中央の池は濁っていて、あくまでも「観光用」の感じがあるが、その周囲の養魚池は水が澄んでおり、実際に養殖用として使っている様子。子供たちが触れ合うための「ふれあい河川」にも鱒が放たれており、ここも結構水は澄んでいた。子供連れで遊ぶには十分な施設だと思う。ただ、池の底に藻が生えていたような感じがある。滑るかもしれない。親の視線が届く範囲内で遊ばせた方がいいだろう。

復路は特急仕様?

時間は13時22分となった。ここから醒ケ井駅まで3.0キロ。2.8キロを46分で歩いたから、1時間少々の行程。霊仙三蔵にも立ち寄りたいので、この辺で切り上げ。13:25出発とする。13:29、松尾寺・霊仙三蔵記念堂に到着する。平安時代の高僧、霊仙三蔵を讃え、平成16年春に建立された記念堂が「霊仙三蔵記念堂」である。ちなみに「三蔵」とは唐の時代、高僧の中でも最も高い徳を・・・面倒なのでやめた。「西域記」を記したとされる玄奘三蔵が有名だが、この当時、「三蔵」を与えられた高僧は数少なく、日本人で贈られたのはこの人一人と言われている。
13:34、記念堂を出発する。帰り道には「木彫りの里」があるそうだが、このまま通過することにする。14:22、近江化学工業醒井工場前通過。川を挟んで左側には採石場がある。先は名神高速道路の下を抜けるようになっているが、手前で右に曲がり、小川沿いを歩く。この川、たぶん地蔵川である。出てきた先は裏を通った醒井小学校で、その前の道路を左へ曲がる。名神高架下を抜け、真っすぐ進む。14:34、ゴール到着。地ビールと鱒味噌巻で「無事到着」に乾杯!

  • 所要時間:3時間45分

結構立ち寄っていたからこのぐらいの時間。
週1のペースと基本的に決めているから、明日の「那加駅発・さわやかウォーキング」は行かない。金がない。部屋の掃除も、靴洗いもある。いろいろやりたいことがある。