テツモグラはいつももがいてます

はてなダイアリー「鉄道旅行とは巡ること」からの移行ブログです。鉄道を含む交通機関関連がメインだけれど実際には雑多ネタ。

日産「ニューモビリティコンセプト」が智頭で「恋山形×鉄道むすめ」仕様になった理由

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智頭町内で開始された日産ニューモビリティコンセプトのレンタカー事業で、二台あるうちの一台に「ピンク×ハートマーク×宮本えりお」ラッピングが施されたそうな。なぜそうした? なぜそうなった?

智頭急行さん、「智頭町超小型モビリティ導入推進協議会」に名を連ねてないのに、なぜ「宮本えりお」が出てくるの?

全国にある私鉄・JRの駅で「恋」が駅名に付くのは四箇所、JR北海道「母恋(ぼこい)」、三陸鉄道「恋し浜」、西武鉄道「恋ヶ窪」、そして智頭急行「恋山形」だけです。これらの駅を有する四社が集まり、2013年1月に共同企画きっぷ「日本に4つ 恋の駅きっぷ」を発売した時は、被災した三陸鉄道の支援という意味合いもあって、ちょっとした話題になりました。それ以外にも各社はいろいろやってまして、

あたりはいずれもちょっとした話題になりました。が、これらはいずれも「鉄道会社に直接関係するところ」でされた企画。当然ながら「地元観光への支援」という名目の裏側で「自社鉄道線の利用客増大」という思惑があるだろうことは、ちょっと考えれば想像が付くかと思います。
一方で、今回のレンタカー事業は「智頭町超小型モビリティ導入推進協議会」が行うものです。同協議会は経済産業省の「超小型モビリティ導入促進事業」の補助対象弾体となっており、http://www.mlit.go.jp/common/001045299.pdfで協議会を構成する団体の名を確認する事が出来ます。で、同協議会の構成団体を確認すると、そこに智頭急行の名がない。智頭急行が直接関係しているわけではないのに「宮本えりお」ラッピング仕様。
誰が出したんですかねぇ、このネタ。提案した奴は正直に手を上げなさい!
キャラクターの使用許諾とかめんどくさい手続きがあるだろうに、よくぞまぁこんなネタ作ったなぁ。ああそうか、これも「自社鉄道線利用者の増大」を目論んでやったわけか。リニモが(現時点で)「鉄道むすめラッピング車両」と「知多娘。ラッピング車両」を運行しているけれど、それは当たり前のレベルなんだなぁ、などと書いた所で本日付記事はお開き。ところで先日、一番くじを二種類某コンビニの店舗向けに出荷したんですが、これがもう大変で(以下略)。